こころ旅トレース #1 「男鹿市・滝の頭水源の水が湧き出る音」 | Pacific231のブログ -under construction-

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O, Mensch! Gib Acht! Was spricht die tiefe Mitternacht?


プロフィールの「好きなテレビ番組は?」の項に二つ挙げてあるうちの一つ、「にっぽん縦断こころ旅」。昨年に続いてまた秋田県に来てくれたのは嬉しい。
先月末、今週あたり秋田に来ているはずだよなあ、どっかで出くわさないかなあ、などと思いながら県内をあちこち彷徨していたが、まさか二年連続で地元に来ていたとは・・・。万が一の邂逅はやはり起こらなかったw。

というわけで、せめて 奴ら 火野正平さん一行の通ったあとを辿ってみることにした。名付けて「こころ旅トレース」。もちろん秋田県の旅を四日分全部やるつもりはない。

今回#1は二日目(7月5日放映)の「男鹿市・滝の頭水源の水が湧き出る音」編。


一行のスタート地点、寒風山回転展望台。東京五輪の年・1964年に完成した施設だ。寒風山は全山が芝生に覆われた珍しい山。パラグライダーのメッカでもある。

子供のころから何度も登っているが、今回は十数年ぶりかな。火野氏に劣らぬ高所恐怖症のワタクシ、車で頂上まで登るのは結構コワいのだw。

 



展望台からの眺望。放映では鳥海山まで見えていたが、この日は残念ながら霞がかかって見えず。展望台の「中の人」も言っていたが、収録日は特別によく見えたらしい。

 



寒風山から一気に下り降りる。自転車なら「人生下り坂、サイコー!」なんだろうな。途中昼メシゾーンにも立ち寄ったが、撮影を忘れたw。


 


ルートは事前に公開されないので(当たり前か)、放映で見た記憶を手掛かりに進む。この案内板が放映で写っていたのは有り難かった。ここを左に折れる。


 


しばらく進むと進行方向左手に浄水施設が見えてくる。男鹿市・滝の頭水源浄水場だ。ここが一応チャリオくんでのとうちゃこ地点。この先は徒歩になる。



車から降りて構内の案内板を見ていると、管理者と思しき人がバインダーを手に近寄ってきた。何だかニコニコしている。

管 : ご見学ですよね。すみませんがこちらにお名前と電話番号のご記入をお願いします。
P : 急に人が来るようになったでしょう(笑)。
管 : ええもう次から次でてんてこ舞いです(苦笑)。

やはりテレビの影響力は大きいと見える(←おまいう)。用紙に記入し終わると、「こちらから入ってこう行って・・・」と一行が進んだルートを教えてくれた。その通りに進んで放映にあった小さな社を目指す。


施設裏手の池。コンクリートの貯水池ではなく自然のままの池だ。この先にいくつもの池があり、それぞれに地下水が湧出している。水量はとてつもなく豊富で、一日当たり2万5千トン、寒風山麓の総湧出量の実に7割に当たるそうだ。後で知ったが、寒風山展望台にもここの水が引き上げられているとのこと。




途中で一番心を惹かれた池。エメラルドグリーンの水が素晴らしく美しい。幽玄というか何というか、トゥオネラの白鳥でも出てきそうな感じだった。


 


森の中の小径を進むと小さな鳥居が見えてきた。いよいよ本当の“とうちゃこ”である。


 


今木神社。社殿というより祠に近い小建築だが、三吉神、太平山の石碑もある。そこここから清水が湧き出していて心地いい音に包まれる。空気に水の匂いが混じって呼吸まで楽になった気がした。


 


社殿の左手奥に二体の石像がある。上はたぶん不動尊。右手に剣、左手に索縄を持っているから間違いないだろう。下は何だろうか、浅学にして不明のまま。


 


この「滝の頭水源」、今回放映されるまでその存在すら知らなかった。地元からはやや離れるが、比較的近場である。このトシになって知ろうとはw。

水道の水源地なので入場には許可が必要だが、訪ねて行けば快く見せてもらえるはずだ。行ってみてよかったと心から思えるスポットだった。火野さん一行と「こころ旅」に感謝。