今週末はサッカーネタでいってみますね、
撮影編
Jリーグが始まる何年か前から、
仕事でサッカーを撮るようになって、
最初のうちは比較的ビッグゲームだけでよかったので、
撮影回数も少なく、機材はレンタルでしたが、
後々サッカー専門誌で仕事をするようになって、
自分の機材を手に入れることになりました、
メインで使うのは400mm、
(画像はAFのレンズです)
この時はまだAFが速くなかったので、
マニュアルフォーカスのレンズでした、
ナイトゲームもあるので、F2.8のやつ、
ゴール前は短いレンズにに持ち替えてゴールを狙います、
デイゲームでは、快晴ならそれほど問題はないんですが、
雲が多い時などは、
暗い時に絞り開放で1/500でシャッターが切れるようにセッティング、
日が当っている時と曇った時で絞りを調節しながら撮ります、
あと難しい時間帯は、
夕方からナイター照明が点く頃にやるゲームなど、基本は同じで、
開放で1/500でシャッターがきれる感度のフィルムを用意しておいて、
コンディションによって使い分けます、
ナイトゲームでは、
フィルム会社から各スタジアムのデータが出ているので、
絞り開放で、シャッタースピード1/500で撮って、
スタジアムの明るさによって、現像に出す時に感度を指定、
スタジアムによっては、照明の当りムラがある場合があります、
何度か行けばわかるので、
その辺は自分で考えて、そのゾーンは撮らないとか、
半段絞るとか、調整できるところは対応して撮ります、
場所によっては照明の色が変わってしまうので、
ゼラチンフィルターを使うところも、
![羽根デジで勝つ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110217/23/pachioku/b4/76/p/t02200220_0600060011056876181.png?caw=800)
撮る場所は基本的には、エンドラインの後、
スポンサーの看板の後ろからです、
場所によってはサイドラインの横でもいいところもありますが、
副審のいるサイドだと、前をうろちょろされるので、
万が一でもシャッターチャンスの時に、
被っていたらシャレにならないので、
できれは副審のいないサイドの方が望ましいですね、
自分が始めた頃はAFもそれほど性能が良くなくて、
みんなマニュアルフォーカスで撮っていましたが、
後にAFが進化してきたので、AFを使うようになりました、
サッカー写真を撮るのが楽しいところは、
納得のいく結果を残せないこと、
自分ではシュートシーンをきれいに押さえたと思っていても、
ディフェンダーが被っていたり、
ま、ボクシングみたいに運ということもあるんだけど…
あとは、編集サイドから、
今日はこっちのチームを撮ってくれ、
と言われた時ならそのチームを中心に撮ればいいのですが、
(ビッグゲームだと、同じ媒体で複数のフォトグラファーの時もありますが、基本は11人)
特に指定のない場合は、
前後半でポジション移動をせずに、
両方のチームをまんべんなく撮るようにしていますが、
できればシュートシーンを押さえたい、とも思うので、
それは各自の“読み”に任せられているので、
自分なりに予想をして、どっちのサイドで撮るかを決定します、
コレには当りハズレがありますが、
当るとウレシイですね、
かなり長い間やっていましたが、
納得して終れたことは無かったです。