・・・と、いうことで
今回はパチの病気について書いておこうと思います。
去年10月末。
癌の定期検診のときに、ちょっと気になっていたことを
先生に相談して診て貰ったところ、
パチの心臓に病があることがわかりました。
病名は、
・ 心臓弁膜症。 (→詳しくはここ)
・ 心 臓 肥 大。
・ 肺 水 腫。
老犬に良く見られる病気で、完治することはないそう。
進行性で病状が進んでいく過程で肺水腫を引き起こし、
さらには腎臓や肝臓、腸など、全身に影響をもたらす事もあるそう。
しかし、早期から治療に入ることにより、
生涯心臓病持ちではあるけれど、
普通に生活し (※制限はあるでしょうが。)
普通に年をとり、
大きな発作に苦しめられることも無く、
本来の寿命を全うすることだって期待できるそう。
逆に治療に入るのが遅かったり、かなり進行してしまっている場合は、
残された時間もそれだけ短くなってしまい、
肺水腫からの呼吸困難など、
心不全を発端とする全身各所の病気が命取りとなる場合がほとんどだそう。
この時点でパチの病状は中レベル。
今、思えば、パチはこの頃にはすでに自覚症状があったのか、
・運動をしたがらない
・疲れやすい
・暑がることが多くなった
・極端に反応が遅い
・寝起き、興奮時に咳き込む
など、病気のサインを出していたのに、
「肥満」ということと、「もう爺ちゃん犬やし・・・」という、
バ飼い主の勝手な観念のせいで、
早期での発見を見過ごしてしまい、
こうして去年10月の発見に至るまで、時間がかかり過ぎてしまいました。
けれど、中レベルなら望みはあるはず!! 諦めるにはまだ早い!!
そう思い、治療をはじめたあの日から、もうすぐで半年。。。
現在のパチの病状は、一日二回お薬を毎日飲み続けたことにより、
病気の進行を遅らすことができているようで、悪化の傾向は見えません。
運動制限があり、体力や筋力は少し落ちてしまったけれど、
以前と変わらず、食欲は文句なしにあるし(苦笑)、
わがまま言って、バ飼い主をこき使う元気だってある(笑)
おまけに本犬、気持ちはいつまでたっても若いまんま (←おバカ確定か!?)
まだまだご心配頂くには及びません^^
ほらっ↓↓
ね、能天気なもんでしょ。
正直、今の安定した状態をいつまで保つことができるのか、
パチにあとどれくらいの時間が残されているのか、
毎日毎日、そんな思いや不安との葛藤ですが、
いずれやって来る避けられない現実ならば、
苦しみながら一日多く生きるより、
たとえ少し早い別れになろうとも、寿命で安らかに逝ってほしい。。。
だから、一切の延命処置はしない事に決めた。
そして残された時間が痛みや苦しみだけに支配される時間となるならば、
そのときは覚悟を決めて、楽に逝かしてやろうと、そう決めた。
それが正解なのか、間違っているのかなんてわからないけど、
半年間、可愛い我が子の死を前提に、
毎日同じようなことを繰り返し考えては涙し、
胸が張り裂けそうな思いを何度もしながら、
それでも後悔しないために、ちゃんと向き合って、
やっと自分なりの答えを導き出したのだから。
だから、今日からは笑って過ごそう。パチと一緒に笑って過ごそう。
なっ、パチ!