《櫻葉短編》姫への反乱 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。


雅紀、負けちゃったね。

でもめっちゃかわいかった♡


負けちゃったけど……書いちゃった(^ω^;)


BABA嵐の収録後……

翔さん視点です
。。。。。




「あの…………」

「…………………………」

「えっと…………」

「…………………………」

「もう、いいから、さ……」

「…………………………」

「ねぇ…もう、顔、上げて?」

「…………………………」



BABA嵐の収録が終わったあと、楽屋に戻ってきた俺たち。


惜しくも今回も最弱王になってしまった雅紀が、それでも気持ちを切り替えた様子でゆっくりしてるんだけど、


その目の前で土下座してるオトコがひとり。



「ねー!しょーちゃん!もういい加減にやめさせてよ!オレが言っても聞いてくんないもん!!」


雅紀が泣きそうな顔で俺に助けを求めてくる。


「イヤ、言うこと聞かないんじゃなくて…これがコイツの誠意なんじゃない?」


困ってる雅紀をよそに俺はけっこう楽しげにこの光景を眺めている。


「……ねぇ、上田?もういいから顔上げてよ……」

「イヤ!テレビとは言え姫にあんな態度を取ってしまった責任は取らなければなりません!!」

「でも…もう、いいからさぁ……
そんなことしなくても別に怒ってないし……」

「イヤ!むしろ土下座なんかで許してもらおうだなんて思ってません!!」


そう言うと上田がガバッと頭を上げた。


「俺の指でなんとか許して頂けないでしょうかっ!!」

そう言ってスーツの内ポケットに手を突っ込む上田。


「やっ、やだっ!!何言ってんのっ!!
やめてよ!上田っ!」

「でもっ!!俺の誠意をっ!!」

「上田の指なんかもらっても嬉しくなーーいっ!!もういい加減にしろっ!!」

雅紀がもうガマンできないと言った様子で怒鳴った。



「……上田。もうやめろ」

俺は静かにそう言って雅紀と上田の間に立つ。


「でもアニキ……」

「オマエは別に雅紀を本気で追い詰めようとかボコボコにしてやろうとか思ってたわけじゃないんだろ?そんなヤツじゃないよな?」

「そっ、そんなっ!姫にそんなことするわけ……っ!!」

「じゃあもういいじゃん。
つーか雅紀がもういいって言ってんだから」

「でも……」

「何回も言わせんな。
もうこの話しは終わりだ」


俺は上田にそう言いきって雅紀を優しく抱きしめた。


「雅紀……もう泣かないの」

「ん、ごめん……」


抱きしめながら頬に流れる涙を拭ってやる。


「しょ、ちゃん……」

涙目で上目遣いで見つめられるとそれだけで下半身がズクンと響くんだけど。


「雅紀……」

「んっ……ダメだよ、しょーちゃん……」


そう言って上田の方をチラッと見る雅紀。


「大丈夫だよ……」


スっと首筋を撫でてやると甘い声を出すので俺はもうこれ以上ガマンできなくなってきた。


「んん、なにが、大丈夫、なの……?」

「上田は忍びだからさ。
気配消してくれるから」

「イヤ、意味わかんないし!」

「大丈夫だよ。ほら、雅紀……こっち向いて……」

「んん……ダメだよ……上田が見てる……」

「そのセリフ、すげーそそる……
逆に燃えてくるし」

「……何言ってんの?しょーちゃん……」

「いいから……」

「イヤ、でも……」


「大丈夫です!姫!!
俺はいないものと思って、さっ!続きを!!」

「できるか!!」

上田があさっての方を見ながら雅紀を促すがすかさず雅紀からのツッコミが入った。


「もうふたりともいい加減にしろ!
オレ、もうひとりで帰るからふたりで仲良く遊んでたら!?」


プンプンと頬をふくらませながら怒った雅紀がそう言って楽屋を出ていってしまった。


そんな顔もカワイイ…と思ってしまったが……


バタン!!と虚しくドアが閉まる音を聞いて俺は青くなった。



「……オイ!雅紀、マジで怒っちゃったじゃん!!」

「…………え?今の、俺っすか?」

「オマエがそもそも収録中に雅紀をイジるから!!」

「ええ!?だからそれは誠心誠意を持って謝ってたじゃないですか!!しかも決勝ではなにもしてないし!!」

「うるさい!!」

「えー、アニキィ……」

「雅紀の機嫌が治んなかったらもう切腹させっからな!!」

「え…………」


俺はポカンとする上田を置いて急いで雅紀を追いかけた。


。。。。。
《追いついた》

(`・3・´)  >  雅紀ー、ごめんな?

(*‘◇‘)  >  ふんだ。もうしょーちゃんなんか知らない!

(`・3・´)  >  えー!ごめんてー!

(*‘◇‘)  >  しょーちゃんなんか上田とイチャっとけばいいじゃん!!

(`・3・´)  >  何言ってんだ!俺は雅紀としかイチャイチャしねーしっ!

(*‘◇‘)  >  また最弱王になっちゃって悲しかったのにぃー。

(`・3・´)  >  だからじゃん。雅紀が気にしないように俺が気を紛らわしてあげたんじゃん。

(*‘◇‘)  >  ……ほんとぉ?

(`・3・´)  >  ホントホント。雅紀が少しでも元気になるように、って……な?

(*‘◇‘)  >  そうなの?しょーちゃん……

(`・3・´)  >  俺は雅紀以外興味ねーから。

(*‘◇‘)  >  じゃぁあー、それを証明…してくれる?

(`・3・´)  >  まーーかせとけっっ!!

(*‘◇‘)  >  あっ……しょーちゃん、そこ、ヤダ……

(`・3・´)  >  むふふ。ヤダじゃないでしょ?

(*‘◇‘)  >  ん……もっと……

(`・3・´)  >  エロい雅紀、サイコー!!
やっぱり今度はあの白いジャケット着てヤり……

(*‘◇‘)  >  ちょーしのんな!バカー!!

(*‘◇‘)=⊃)´Д゚);、;'.・グホォ  

(`・3・´)  >  雅紀……もっと……♡

(*‘◇‘)  >  ダメだ……喜んじゃってるよ……


♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*

ぶっちゃけ雅紀にナメた口聞いてた上田には「( 'ω' )و”オイ」って思ったけどね。

個人的にはニノの「俺はまーくんのことよくわかってる」感がスゴすぎて萌え転げた。