《櫻葉短編》充電と爪痕 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。



久々に朝イチャにしようかと思ったら途中で寝落ちしちゃった…


。。。。。



そう言えば最近、年末ということもあってバタバタしててうっかり忘れてた。





今日は生放送が長丁場なので朝は比較的ゆっくりと過ごせてる。


オレはしょーちゃんと朝ごはんを食べながら今夜の活躍にエールを送る。



「しょーちゃん!いよいよ今日だねぇ。
がんばってねー!」

「おう。改めて言われると緊張してきたな」

「何言ってんの、名司会者が!」


珍しく怖気づいてるしょーちゃんの背中をバンと気合を入れるように叩く。



「……いでっ!」

「気合い入った?」

「んー、そんなんじゃ気合い入んねー」


しょーちゃんが口を尖らせながらそんなことを言う。




「え?じゃあどうしたらいいの?」

「そりゃぁ、雅紀にヤってほしいつったらひとつしかねーだろ」


そう言ってニタニタとヤラしい顔を向けてくるしょーちゃん。




これが国民的アイドルで知的なキャスターなのかねぇ……。


ただの変態エロオヤジにしか見えないんだけど……。



「しょーちゃん。そんな顔してたらファンが減るよ」

「……えっ?……いっ、いいんだよ!こんな顔雅紀にしか見せねーんだから!」

「ふふ。そーなの?オレにだけ?トクベツ?」

「そーだよ。特別。だから、雅紀、いっぱいちょーだい」


腰をスっと抱いて引き寄せられるとすぐ近くにしょーちゃんの顔が近づく。


さっきとは打って変わってチョーイケメンな表情。


さっきの変態エロオヤジなしょーちゃんもホントは好きなんだけど、やっぱりイケめたしょーちゃんはサイコーにカッコイイ。



「んもー。しょうがないなぁ」



ちっともしょうがなくないんだけど、もったいぶった態度でしょーちゃんの首に腕を回す。



だってあとで家を出たら今日はずっと生放送のために局に缶詰だし、それが終わったらまたドームに移動してそこでも生放送だしね。


だから今いっぱいしょーちゃんとイチャイチャしとかないと今度はいつできるかわかんないもんね。



しょーちゃんだけじゃないんだよ。


相手を求めてるのって。



オレだって、すぐにしょーちゃん不足になっちゃうんだからね。



「しょー、ちゃん……」


オレは、いつもより少しだけ大胆になって、しょーちゃんを引き寄せながらそのまま寝室になだれ込んでベッドに沈んだ。





。。。。。




「おはよー!」


オレが楽屋入りするともうすでにほかの3人は来ていた。


しょーちゃんは今日は司会者だから楽屋は別なんだよね。


もうすでに淋しいけどしょうがない。


さっきいっぱい充電してもらったもんね。



「あ、おはよ、相葉さん」


ニノは相変わらずゲーム片手にあいさつをしてくれる。



おおちゃんは……半分寝てるからほとんど意識がないみたい。


潤くんはスタッフと打合せしてるからジャマしないように静かにしとかないとね。



そんなことを考えながらニノの隣に座る。



「今日はのんびりだったんだね」


ニノがゲーム画面から目を離さずにそんなことを言ってくる。



「んふふ。だってねー。今日ってこれから長いじゃん?」

「うん、そうだね。ずっと生放送が続くしね」

「だからね?しょーちゃんとふたりきりになれるのいつになるかわかんないじゃん?」

「うん」

「だからね?お互い不足を補ってきたの」


オレがそう言うと、ニノがオレをじっと見る。



「まぁ、要するに……朝からガッツリ思う存分ヤってきたってわけね」

「ま、まぁ、そうなんだけどね。
なんか言い方にトゲがあるなぁ」

「……気のせいですよ。相葉さん」

「もー!その言い方がよけいにあやしー!!」

「うわ、っ!ちょ、画面見えねーって!」



「おい!うるせーぞ!今打ち合わせ中なんだから静かに待てねーのか!」


オレがニノとじゃれあってて、ついつい大声を出しちゃったから潤くんが怒っちゃった。



「ごっ、ごめんなさーい」

「ごめんなさい……」


潤くんがオレ達から目を逸らしてまた打ち合わせし始めると、ニノが小さくため息をついた。


「もう、相葉さんと一緒にいるとろくなことがない」

「何言ってんだよ!嬉しいくせに」

「うるさいよ!もうワタシのとこはいいから翔さんところに行っといでよ!」

「しょーちゃんはこれから長い間生放送で司会しないといけないから一生懸命精神統一してんだよ!」

「どーだか。どうせさっきまでの相葉さんでも想像して放送アウトな顔してんじゃないの?」

「何言ってんの?じゃあ行ってみよーよ!」

「えー、めんどくさーい。相葉さん、ひとりで行ってきなよ」

「いいじゃんいいじゃん。歴代の司会者が激励してあげよーよ。ほら、一緒に行こ?
ニノもしょーちゃんにがんばってって言いたいでしょ?」

「別に全然そんな気ないけど……」


オレは最後まで渋るニノを引っ張ってしょーちゃんの楽屋に来た。



「しょーちゃぁーん!おじゃましまーっす!」


オレとニノが部屋に入ると、もうすでに衣装に着替えたしょーちゃんが神妙な顔して座ってた。


「アレ?しょーちゃんどうしたの?
キンチョーしてんの?」

「…………」

よく見るとしょーちゃんは口を真一文字に結んでジッと前だけ見てる。
気のせいか顔も赤い……?


そりゃ生放送のこんな番組、キンチョーするだろうけど、しょーちゃんはそれ以上の時間を費やしていつも他の生放送の司会とかやってんのに……
やっぱり局が違うと気持ちも違うのかなー。


「なぁに、キンチョーしてんのぉ?
ほら、ここに司会経験者がふたりもいるから!
わかんないことあったらなんでも聞いて!!」

「何言ってんの。相葉さんボロ負けしたくせに」

「うっ、うるさいなー!!」

「ふふ、わかってるよ。ゴメンゴメン。
でも、翔さんどうしたの?さっきからすごいおとなしいけど……」


オレたちがそんな会話をしてる間もしょーちゃんはずっと黙ったまま。



「……ねぇ、ホントにどうしたの?」

「…………さっき……」

「え……?」

「さっき、衣装に着替える時に……衣装さんと一緒に着替えてたんだけど……」

「ん?……うん……」


そんなの別におかしなことじゃないよね?



「まさか、その時しょーちゃん浮気したとか……?」

「ちっ、ちげーよ!なんでそんなんになるんだよ!」

「いやぁ、キレイな衣装さんに迫られでもしたのかと……」

「ちげーよ……その、着替えてる時に、背中見られて……」

「背中……?ああ、天使の羽根が生えてる?」

「あ、イヤ、うん……その、背中に……爪痕が……」

「…………へ?」

「さっき、オマエとヤってた時にめっちゃ付けられてた爪痕見られて『お幸せそうですね』って……あー!めっちゃ恥ずかしかった!!」

「…………え?……オレェ?」


両手を見てみると、確かに爪が伸びてる……。


そういや最近年末ということもあってバタバタしてて忙しくて爪切るヒマなかったな……。



「ゴメン……しょーちゃん……」

「イヤ、別に雅紀が悪いわけじゃねーし」

「でも衣装さんに見られて恥ずかしかったでしょ。
ゴメンね?」

「んーん、オレも悪かったから。
じゃあ雅紀、ちゅーしよ?」

「うん?なんでかよくわかんないけど……」

「早く、早く」



「イヤ、ワタシもいるからね?」

しょーちゃんが近づいてくると同時に横から声がした。


「あ、ニノ」

「ホンットに懲りないね!」

「あ、悪りぃ……」

「ゴメンね、ニノ……」

「んもう、しょうがないからニノちゃん先に帰ってるからおふたりでごゆっくり~」


ニノがそう言って楽屋を出ていった。


「ほんとに、こういうとこはすごく気が利くんだから……」


ニノが出ていったドアを見つめたあと、しょーちゃんに向き合った。



「しょーちゃん、今日がんばってね。
オレ、ずっと見てるから」

「ん。オマエが見てくれてると思ってがんばるから。オマエも大トリ、がんばれよ」

「あはは、それはしょーちゃんもでしょおっ!」


しょーちゃんに引き寄せられて唇が重なる。


さっきもいっぱい充電したのにね。


すぐに充電がなくなっちゃう。



「しょーちゃん……がんばろうね」

「ん……今日もいつも通り、楽しんで行こ」


オレとしょーちゃんはそう言ってもう一度唇を重ねた。





♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*

急いで書いたらわけわかんない終わり方になった……。


とうとう今日で今年も終わりですね。


雅紀じゃないけど今日も朝からバタバタ。

みなさんは大掃除は終わりましたか?



今年はホントにお世話になりました。

また来年もよろしくお願いします。


良いお年を!!