《櫻葉短編》まーの隣 | sakurabaでいっぱい 〜SA妄想小説〜

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赤さんと緑くんによるソフトな萌キュンイチャコラですが、激しめなものも書いておりますので未成年の方、男性の方はご遠慮下さい。

コメントは基本的に未承認にしております。




ちょっと早いんだけど、松本潤生誕お祝いの話し

潤くん視点だよ。


この画像を見てからおはなし読んでね。

若干ネタバレになるかもだからヤな人は回れ右ー。



最近お隣同士じゃないよねぇ……(笑)


。。。。。





「なー、松潤」

「……」

「なーってばー」

「…………」

「松本くーーん」

「………………」

「潤くーん。潤ちゃーん」

「……キモいわ!!」


俺はさっきからずっと続くしつこい声掛けに渋々反応した。


「なんだよ!うっとうしいな!!」


VS嵐の収録終わり、みんなでゾロゾロと楽屋に戻ってきてすぐに帰るわけでもなく各々がダラダラと過ごしている時間。



さっきから翔さんがウザイくらいに絡んでくる。



うん、理由はわかってるんだよ?

席順のことだろ?


収録中もカメラ回ってないところでことある事に耳打ちしてきたもんな?


『なぁ、なんで俺は雅紀の隣じゃないの?』

『なぁなぁ、まつじゅーん。席代わろっかー?』

『雅紀が遠いー』

『雅紀と肩が触れないー』

『雅紀ー。おーい』



延々とブツブツブツブツ……うるせーったらありゃしない。


アナタは収録中に何回『雅紀』を連呼すれば気が済むんですか?


あげくには俺挟んでイチャつく始末……。



翔さんを睨んでもまーしか目に入ってないからまったく効かないし。


しょうがないからまーをそっと見れば空気を読んでおとなしくなる。


それでもやっぱり持続はしないんだけど。



『雅紀ー』

『なぁに?しょーちゃん』

『呼んだだけー』

『しょーちゃん、収録に集中しなさい』

『雅紀ー』

『どぉしたの?しょーちゃん』

『雅紀って呼びたかっただけー』

『しょーちゃん、怒られるからちゃんと前見て』



まだやってるよ。

今やってる芸人チームの問題見とかないと攻略できねーよ?




『雅紀ー。松潤が間にいてすげージャマだから後ろで手ぇつなごー』

『イヤ、しょーちゃん、後ろの観客に丸見えだから!』



……って、バカなの?


これが、俺がデビュー当時、心底崇拝してた翔さんなのかよ……



呆れた視線を投げてもまったく気づかない。


まーしか目に入ってないから当たり前か……。



結局間に俺が入ってもうるさいだけで俺のストレスはたまる一方だった。


まぁ、堂々とイチャつくことはなかったから今回はカットは少なそうだな。



……って、安心してたら最後の『ボンバーストライカー』でやらかしやがって!


まーの逆隣がヨシタカさんで寄れないからしょうがないけど、それでもくっつきすぎじゃね?

『夏疾風』のメイキングの時も注意したけど、距離感バカなんだよ!

イヤ、アナタたちはそれが自然なんだろうけど、一般的に30代男子同士の距離じゃないから!

まーが『力加減バカ男』だったら翔さんは『距離感バカ男』を命名してやるよ!!


翔さん、もう少しアタマいいと思ってたんだけど……


天才とナントカは紙一重ってヤツ?



エンディングトークでもかなり不自然なくっつき度合いだったし。


特別企画の時だけ離してもダメだな、ありゃ。





「……なんだよ、翔さん」


言われることはわかってるけどしょうがないから聞いてやるよ。


「なんで、今日の特別企画の時、俺と雅紀は隣同士じゃなかったんだ?」



やっぱりな。
つーか直球だな、おい。



「それに関してはお答えする義務はございません」



つーか、理由わかんねーのかよ!



「だって今までずっと俺と雅紀隣同士だったじゃん。
最近全然ないしー」



だから、アナタたちが場所もわきまえずイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャするからだろ!!



「うるせー。別に俺が決定してるわけじゃないし」



まぁ、俺がプロデューサーにお願いしてるんだけどな?


イジワルじゃねーよ?

マジでカットが多すぎるからな?

だからだよ?

別に俺がまーの隣に座りたいとかじゃないからな?

……座りたくないわけじゃないけど。




「ほら!雅紀からも松潤にモンク言えよ!」


楽屋では堂々と距離感バカ男になってる翔さんが隣にくっついてるまーをけしかける。


「ヤダよー。潤くんコワイもん」



俺はオマエには優しいつもりだけどな?



「なんでだよ!雅紀だって四六時中俺の隣にいたいんじゃないのかよ!」


憤慨しながらそう言う翔さんにまーは比較的冷静に言葉を返す。


「んー。でもしょーちゃんの隣だと収録中なのにスキ見て変なとこさわってくるし、顔が崩れちゃうからカットばっかりされちゃうし……だから潤くんの隣でいいんだもーん」

「え………………」


まーの予想外の言葉にショックを受けてる。


「まさきい~」

「今日だって短パンの裾からどんだけ手ぇ突っ込もうとしてオレに怒られてた?
挙句の果てに『見えるから…気をつけろよ』なんて、そんなん見てんのしょーちゃんだけだし!!」

「雅紀!!アレはやべーだろ!!
裾から何回見えそうになったか……!」

「だから、そんなの気にしてんのしょーちゃんだけだって!!」

「わかんねーぞ!!そこを静止画にしてアップにしてあげくに写メるヤツなんかもいたりして……!」

「そんなことする人いるわけないじゃん。
しょーちゃん、考えすぎなんだよ」

「笑い事じゃねーだろ!もっと危機管理能力身につけろよ!」

「……それ身につけたらしょーちゃんのそばにはいられなくなるけど?いいの?」

「うっ…………!」


まーにそう言われて固まる翔さん。



まぁ、翔さんのそばが一番危険だもんな。



「翔さん、残念でしたー」

「うるせー!松潤のバカヤロー!」

「ハハっ、なんとでも言え」



悔しがる翔さんを見て少しはスッキリしてるとまたなにか考え込み出す翔さん。



「あっ…!来週は『クイズ松本潤』だから……松潤はまた高台に座ってるから……その間、俺と雅紀は……」


翔さんがいいこと思いついたって顔をしながら、ひとりでブツブツ言い出した。




聞こえてるんだよ、ぜーんぶ。




「来週は『クイズ松本潤』で俺がそばにいないからってまーの隣に座れると思わないでね、翔さん」


俺がそう言ってフフンと笑うと「えっ?」と一瞬キョトンとした表情で俺を見る。


でも次の瞬間、俺の言葉の意味を理解したのか、思いっきり悔しがる翔さん。



「うがー!!まつもとー!!オニー!!アクマー!!」




……いいじゃねーか、まーはしょせん翔さんのモノなんだから……


俺がどんなに手を伸ばしても届かねーんだから……




たまーに隣にすわるくらいは、ね……


許してよ……




相変わらず俺に怒りを投げかけてくる翔さんを「よしよし」って優しくアタマを撫でてあげながらなだめてるまーをみながら、俺は来週の『クイズ松本潤』でまたどんな風に絡んでやろうかとほくそ笑んだ。






おしまい




♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*

さて、来週の『クイズ松本潤』、どうなることやら……(笑)

潤くん、お誕生日おめでとう(ノ´▽`)ノ♪←だから早いって。

誕生日なのにまたまた切なくてゴメンね。




雅紀くんの短パンを静止画にしてアップにしてあげくに写メるヤツ……

↓ココにいてるよ(笑)



短パンのくだりはまゆみさんのブログから頂いてます。
セリフもひとつ…使わせてもらってまーす。

まゆみさん、いつもありがとう(ノ´▽`)ノ♪