村上春樹の小説「1Q84(BOOK3前編)」を読んだ
BOOK3から、物語の視点が天吾、青豆に加えて、牛河の視点が増える
牛河とは、教団「さきがけ」に雇われ、天吾、青豆を監視している人物である
前回の続きから
青豆は、教団幹部を闇に葬り、この団体から逃れるため老婦人の用意した隠れ家に身を寄せた
そして、顔も名前も変えるため移動をするのを待つのみだったが、隠れ家から向かいの公園に天吾を見つけたのだ!
ずっと想いを寄せていた天吾である
しかし、天吾と接触することは叶わなかった…
余談だが、青豆はこの隠れ家に10月から12月のあいだ隠れているのだ
秋から冬に変わっていくという時期的なこともあるし、ずっと閉じ込められている青豆に僕はなんだかとても共感してしまったのだ…
青豆さん、お互い我慢しよう
僕はそろそろ退院やけれど
話はそれてしまったが、隠れ家でのストイックな生活を続ける青豆は、自分が妊娠していることを知る
誰とも寝ていないにもかかわらず妊娠してしまったが、青豆はそれが、まだ巡り会えていない天吾の子供だと確信する
それはある意味、処女懐胎というものであると言える…
そして、天吾も青豆もお互いを探し続けている、1Q84年の混沌とした謎を解くために…
次はとうとう最終巻であーる
村上春樹の小説「1Q84(BOOK3前編)」
→ついにかなりの村上春樹ワールドが出てきたのだ!フワッフワしとる…面白い!