京王線桜上水駅北口、路地を一つ入った一見寂しい通りにあるお気に入りの店。「さかなの寄り処 てとら」もう、ねもきちブログでもおなじみ、仲良しの店主ジローが切り盛りする居酒屋。
いまや桜上水近隣の呑兵衛達の中では評判の居酒屋で、魚や酒の旨さだけでなく、なんともいえないその居心地の良さがみんなを引き付ける大きな魅力。でも居心地って一言にいうけれど、なんだろう。人によって心地よさのポイントはまちまちだし、利用の仕方だって違うし、正解と言えるものがあるわけではなし。本当に不思議で、つかみどころのないもの。
ねもきちにとってのそれは、まずは「重心半分委ねられる店」であることかなぁ。。。ちょっとしたコミュニケーショントークの後で、「じゃ、適当に任せるよ」と言える店。
こちらのメンバー、(デートか、接待か、二次会か、仕事上がりの一杯かetcの)使い方の状況、いつもの大まかな予算、好み、量、ペース、その他いろんな状況をさりげなく読み取ってくれ、そしてそれに合わせてオススメしてくれたり、勝手に出してくれたり、あるいは放っておいてくれたり。それでいて、お会計も程よく予想通りな感じ。押し引きの距離感がうまくとれるってことが重要だし、気配り目配り心配りの矢印が、さりげなくきちんとお客側に向かっている店じゃないと論外。さりげなくってのがまた難しい。
てとらの醸し出すいい雰囲気は、ディープな常連客に対してだけでなく、一見客にも優しくその距離を測りながら接客しているからこそ。だからすぐにファンになる。そして短時間で常連になる。で、そうした店主の対応でファンになった常連客は、新しいお客に対しても優しくできる。席を詰めたり、譲ったり、程よく会話を振ったり、それでいて決して相手の領域に踏み込み過ぎない(稀にいるが店主が上手くいなしてくれる)、大人のお客が多いし、お客側も店を愛してる。いいなぁ。
いつもいうけど、美味しいメシを食うなら、何を食うかでなく、誰と食うか。居心地良い店の条件って「半分は我々お客自身の責任」でもあるんじゃないかと思う。もちろんお店側は最大限に心を配らなきゃいけない。でもそれだけじゃないって事。「どれどれ、この店はどうやって俺達を満足させてくれんだ?」とコミュニケーションもとらず、値踏みするような視点であら探ししたり、ふんぞり反ってるだけじゃダメってことね。よく飲食同業者にいるけど。(座ってすぐ什器のメーカーチェックしたりね(苦笑))。我々お客側にも礼儀やマナーってのがあるし、お店に愛されるにはそれなりの振る舞いが必要。
店主とお客が愛情と思いやりを持ち寄って醸し出す雰囲気。料理が出来上っていく音や、会話、笑顔、乾杯のグラスの音などが混ざりあって織り成す空間に参加しつつ、重心半分だけ店側にわが身を委ねられるとき、そんなひとときが居心地良いってことなのかな。
まあ、そんな事を思いながら、いつものように痛飲。一つ注意しなければいけない事があった。それは、楽しい時間のスピードは恐ろしく速い。気付いたときには、時既に遅し、いや、遅すぎ、深夜にも程がある!閉店時間を大幅に超え…い、いつもすまない!
お店に愛される振る舞いは非常に難しいものだ(^-^;
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