長い人生の中では、なかなか事態が好転しない時期やケガや病気で療養しなければいけない時期を経験する方も多いと思います。
そんな時に人は、「なんでこんなことになってしまったんだろう」と後ろ向きな感情に飲み込まれ塞ぎ込んでしまったり、周りに取り残されるのではないかという不安や焦燥感に駆られてしまう時もあると思います。
そんな時に励みになると思われるエピソードをご紹介いたします。
これはサッカーの本田圭佑選手が右膝半月板損傷という選手生命を左右する重症を負った時に「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組が本田選手にインタビューした時の発言です。
「ケガしたことはね、残念ですけどしょうがないですし、ケガして思ったのは僕、チャンスやなと。すごい遠い試合に向けて自分を作り直せるっていうのは、いままでこういうケガをしたことがなかったから、俺はチャンスやなと思ってるんですけどね。やっぱり人生って、サッカーもそうですけど、谷が無いと山の喜びって感じられなくないですか? 喜びに慣れてしまったら喜びってもう喜びとして感じられへんのちゃうかなとか。誰しも山を狙った結果、谷へ行ってしまう、転げ落ちてしまう、でも這い上がろうと這い上がろうとしてそこに新しい発見があり、喜びがある」
リハビリ中にライバル選手から差をつけられてしまう可能性や体力の低下、練習に参加できない焦りやプレッシャーの中でこんな発言をするとはさすが本田選手ですよね。
このように本田選手はケガをチャンスと捉え、リハビリに費やされる時間を逆手にとって肉体改造をし、速筋を鍛え自分の欠点であった瞬発力を向上しました。
本田選手はその後の試練に対しても、
「神様がほんままた、いらん障壁ばっか立てますけど、もう望むところですよね。こ
の壁だって神様に感謝しないと。この状況を与えてくれてありがとうって。思ったように事が運ばない、それもまた人生。いかなる時も前向きにね。うまくいかないときほど前向きに、ですよね。大事なのは自分が成長することやから」と発言しています。
このように逆境はあって当然であり、逆境を自分の成長する機会と捉える前向きな意識・姿勢は非常に参考になると思います。
ですので私たちも逆境に遭っても、いつか良くなるという前向きな希望を持って、泣いても落ち込んでいても今は仕方のない時期なんだと割り切り、知識・スキルの習得や弱点の克服など自分の成長に意識を向けることが大切なのではないでしょうか。