輪行には袋状、ケース、箱などなどたくさん種類があり、どれがいいとはいいきれない。ただひとつ言えるのは、飛行機に載せる場合は、衝撃に負けないように配慮して梱包すること。そりゃハードケースタイプは投げられても？大丈夫かもしれないが、ケースが重い分、超過料金は必至でしょうね。
今回は私が使っているオーストリッチ社のソフトケース。（お世話になっているワールドサイクルさんで購入できます）
使わないときは、三つ折りしてストラップで固定できるので収納は便利。もちろん一番大切な運ぶときに関しては、まず袋全体にウレタンが入っているので安心（これだけで絶対中身を保障するというわけではないからね）。ホイール（タイヤ）を入れる専用ポケットもバッグ内側の両側にあるため、中でホイールがケンカしない。キャスターはついていないので、運ぶときは肩にかけて運ぶことができ、ちょうど手をかけやすい所に紐がついているため、肩かけで運ぶときはやりやすくなる。ただし、バッグで約2キロ。バイクが8～10キロ。私はそれに追加して、ポンプ、ウエットスーツ、バイクシューズなどもクッション代わりに入れるから、20キロ弱。それを肩にかけて長時間歩くのはつらい。空港では大丈夫だろうけど、自宅から移動する場合は自前のキャスターを用意するのがいいかも。
ではここから梱包手順。この前の石垣島レースのあとの梱包時に撮影したので、ちょっと手抜きもあるから、そのへんはごかんべんを。そして、用意するのが各サイズの六角レンチ。
このバイクをバッグに収納しないといけない。タイヤは前・後輪ともはずさないといけない。シートも高さを低くしないと入らない。一応、脚の長さもあるからね。ハンドルはそのままでも、DHバーというトライアスロン専用のバーもちょっと位置というか角度を変えないといけない。あとはペダルもはずします。
まずはバッグはこれくらいの大きさ。目安にポンプ（空気入れ）をおいてあるから参考に。幅もマチがあるからけっこうひろがる。
シートを下げる前の位置。あとで元に戻すときにわかりやすくするために、必ずマーキングしましょう。逆光でごめん。カメラ屋の息子なのに・・・
はい、下げてドン。一応軽くネジは締めておいてね。
次はDHバー。ドロップハンドルの間にある、前に伸びているやや曲がった2本のバーが、ドロップハンドルよりも前に突き出ているため、それを短くするか、角度を変える。このときは角度を変える。このときもマーキングを忘れずに。
ちょっとわかりにくいけど、バーの先端がやや下を向いている。これでバッグに収納したとき（バイクをひっくり返して入れます）バーの突き出しがないから、素直に収納できる。
次はホイール。このままバッグに入れると、ハブ（中央の回転部分）のクイックレリースという棒があたってしまう。それを防ぐためにクイックレリースを抜いた方が収納しやすい。これは抜く前。
これはafter。後輪のクイックレリースもはずしましょう。この棒部分には小さなバネが2つついているから、落とさないように。そして、バネの向きも間違えないように。
クイックレリース本体。バネ見えるかな？ 後輪用の方がやや長い。
ペダルもはずず。回す方向があるから間違えないように。かなり力がいる。このペダルはTIME社製なので、六角レンチではずすが、たしか他社は専用工具でもう少しラクにはずせたと思う。
リアディレイラー（後輪のギアのところ）をエンドごとはずす。別にこのままでもいいねんけど、過去2回ほど、横からの力？に負けてエンドが曲がってしまった。どちらもレース後の帰りやったからよかったものの、レース前やったら大変。ということで、それからは、まるごとはずすことにした。
リアディレイラーをはずすとフレームだけになる。これも横からの力に負けないように、エンドを保護する金具をつける。数千円で売ってます。フロントフォーク（前輪をはめるところ）にも金具をつける。完成図がないからわかりにくけど、この他に緩衝材を使って、フレームやホイール、同梱する荷物にもカバーをかけて完成。
輪行グッズ関係はワールドサイクルさんでどうぞ。
