西川口 | コグマのブログ

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只の昔話だったのですが近況も語るようになりました。

以前の会社に入社して1、2年くらいたった頃人手不足で何人かの入社があった。
仕事柄新卒ではなく多少の経験や社長の知り合いからの紹介などで来た為、色々な意味で社会経験はそこそこある人達だった。
年齢も近く男同士なので共通の話題は呑む打つ買う、特に呑むが苦手な人はおらずよく呑みに行った。
そこでの話題は車や女の話、当然風俗の話題は知らず知らずのうちに盛り上がっていい店の話となった。

風俗と言っても地元のピンサロや超ローカルなソープの話題しかなかったが、新人さんが以前の親方に連れて行ってもらった西川口の話題となり、吉原ほどではないがローカルなソープに比べればかなりレベルが高いようで、そんな話を聞いたら行かずにはいられない。
という事で次の給料日に数人で突入する事となった。

若さもあり当日はみんな仕事に集中出来ずそわそわしていた。仕事を終えると車で西川口に直行したが、カーナビなど無い頃なので地図を見ながら結構時間がかかった。
無事到着したものの目的の店が分からずにソープ街を車で回っていると、呼び込みのオッサンがゾンビのようにゾロゾロと寄ってきた。
慌てて逃げて遠目から店を決め店の前に乗り着けた、そして店員が出迎える前にさっさと入店。
店に入って高そうなスリッパを出されて案内された、待合い室の印象は豪華で広い。
二十歳そこそこのガキ相手に店員は跪いて、いらっしゃいませ、お飲み物は何になさいますか?
やっぱりソープは違うと思いながらもこの場に呑まれている自分のガキさ加減に憤りを感じた。