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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ

 

 

 

 

先日、こんな投稿してみたら案の定プチ炎上しまして。笑

 

「元の家のほうがいい」
「中古は寒そう」
「耐震性が不安」
「新築並みにコストかかってそう」
「いくらリノベしても新築には敵わない」

 

賛否両論、いろんな意見を頂きました。

 

 

あえて言葉足らずに「それでも新築がいいですか?」としましたが、その真意は以下の通りです。

  

 

こちらは株式会社ライフルホームズが行ったアンケート。

 

『住宅ローンを払い切れるかの不安について』という項目では、住宅購入検討者の93%が(やや不安がある57%)(大いに不安がある36%)と回答。

 

 

コロナ後の住宅価格上昇により、今や40~50年の住宅ローンを組んで、更にペアローンが当たり前になってきています。

要するに多くの人が無理して新築を建てているということが明白なんですよね。
(余裕ある人があえて50年ローンを選ぶことは賛成です)

 

 

 

 

今や注文住宅の所要資金は平均5,000万円越えです。

 

 

 

例えば、今日現在の35~50年固定金利は1.2%くらいです。

4,200万円借入で40年であれば月々約11万円の返済。


でもこれは優遇金利で、5年後や10年後には2%程度上がります。(月々返済は12.5万円に)


更に同じよなタイミングで固定資産税の優遇や住宅ローン減税も終わるわけですよ。余裕で年間数十万円支出が増えます。


更に更にその頃になると子供も大きくなって何かとお金がかかる。

 

今はいいですよ、様々な優遇を受けてますからね。

月々11万ならなんとかやっていけるか、と。
でも悲劇はその後に訪れるのです。

 

 

「いやいや、給料が上がるから問題ない!」


本当にそうでしょうか。中小企業はこの10年ほぼ横ばいです。

 

「インフレで住宅ローンは目減りするから大丈夫!」
 

実質賃金マイナスが続けば生活は苦しいままです。

 

 

 

そこで、

 

「それでも新築がいいですか?」

 

というわけなんです。

 



こちらの動画はそれらのリスクを如実に表しています。