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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション
インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ
タイトルのとおり近い将来3軒に1軒が空き家になるとのことです。
ということは、自分の家の両隣が空き家になるという感じですかね。笑
と笑っている場合ではなく相当深刻な事態です。
放置空き家が増えると近隣の環境まで悪化してしまいます。
我が家もリノベ前は酷い状態でした。
家自体はまだキレイだったのですが、庭はこの有り様。
道路まで植栽がはみ出しており、落ち葉の処理に近所の方は迷惑してたでしょう…
リノベ後はここまでさっぱりしたので近所の方にもとても喜ばれました。
家は誰も住まずに放置しておくとどんどん劣化が進み、資産価値がなくなるどころか様々な問題を引き起こします。
例えばこんな事例が。
<2014年 東京>
放置空き家の外壁が強風で飛散し、隣家の車を破損。
空き家所有者に損害賠償責任を認定。
<2019年 大阪>
放置空き家から火災が発生し隣家3棟に延焼。原因は不審火。
訴訟が起こされ和解で補償に応じる。
<2021年 神奈川>
空き家の敷地内の木が老朽化して倒れ、通行人が怪我。
空き家所有者に損害賠償命令。
他にもまだまだありますが、空き家は放置していても問題解決にならないどころか所有者は様々なリスクを背負うわけです。
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空き家を解体すべきか売却すべきか、答えはひとつではありません。
「どこに相談していいか分からない…」という方は上記のような窓口に相談してみるのも手です。
例えば売却を検討していても
「そもそもこんなボロボロの空き家に買い手が付くのだろうか…」
と思われる方も少なくないでしょう。
しかし我々のようなリノベを行う立場からすると見た目のボロボロ感はあまり気にしないのです。(限度はありますけどね)
before
after
before
after
構造や基礎さえしっかりしていれば、空き家はリノベで蘇るのです。
特にシンプルな建物形状で新耐震基準以降(1981年)の住宅は、リノベ案件として需要はそれなりにあると思います。
また、空き家を解体するにしても解体費や産廃処分費は年々確実に上がっています。
何をするにも行動は早いに越したことがないのです。