自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション
インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ
家具や照明にカーテン、色々こだわったのに何か物足りない…
そんな時は足元に原因があるかもしません。
実はラグによって部屋の印象は大きく変わってくるのです。
でも
「ラグなんて敷いたことない」
「ついつい無地を選んでしまう」
「他のインテリアとの合わせ方がわからない」
このような方、多いのではないでしょうか。
しかしラグを用いたコーディネートを覚えれば、簡単にお部屋のオシャレ度をアップさせることが出来きます。
ということで今回はラグ選びのポイントをいくつかピックアップしてみようと思います。
ラグで部屋の印象が変わる
ラグのみを変えたパースですが、いかがでしょうか?
鮮やかな色や特徴的な柄のラグは、部屋の印象に大きな影響を与えていることが分かると思います。
ラグ無しも作ってみました。
アートなどラグ以外のインテリアがあるのでそこまで寂しい感じはないですが、個人的にはやっぱりちょっと物足りない…
バランスが悪いというか、締まらないというか、
とにかくしっくりこないのです。笑
部屋全体の雰囲気と合わせる
ラグ選びの際にソファやテーブルなど家具の色を考慮して決めるという方は多いはず。
もちろん間違いではないのですが、あくまでもインテリアコーディネートの基本は部屋全体でのトータルコーディネートです。
壁紙やカーテン、部屋全体のバランスも見てみましょう。
ここでは扉のイエローや照明のグリーンを活かすため、ラグやソファなどは主張控えめなダークブラウンに。
しかしラグもソファも同色で無地では面白味にかけるので、モロッカン柄で足元にも視線が向くようにしてみました。
ちなみに無地の場合はこんな感じです。
雑な編集ですみません…
やはりちょっと重苦しくなりますので、無地にするならもう少し明るめにすると良さそうですね。
ラグにアクセントカラーを
ホワイトや淡いカラーのみでコーディネートしたお部屋、一見統一感がありオシャレに感じるのですが、どこかメリハリが無くぼやけた空間になりがちです。
そんな時は思い切って鮮やかな色のラグを使ってみましょう。
ここではイエローのラグがインテリアのポイントになっています。
ちなみに先ほどのモロッカン柄の色違いです。
IKEAはこういった遊び心のあるラグが多いですね。
イエローはブルー系の壁紙とも相性◎
一般的には壁紙にアクセントカラーを用いるケースが多いですが、ラグなどのインテリアでアクセントカラーを取り入れるとより上級者っぽく見えますね。
鮮やかな色はちょっとなあ…という方にはブラックもオススメ。
ラグに限らずインテリアにおいてブラックはとても有能です。
どんなインテリアスタイルにも合わせやすいですし、同色系でまとめた空間にピリッとしたスパイスを加えてくれます。
大きさや素材は?
基本はソファのサイズに合わせせるのが良いでしょう。
3人掛けのソファならラグサイズは1400×2000程度が良さそうです。
しかし床の広さも考慮する必要があり、ラグが小さ過ぎても大き過ぎてもアンバランスになってしまいます。
ここではリビングの広さに合わせて2000x2500のラグを使っています。
また、ダイニングスペースと床を張り分けているので、ダイニングの下にもラグを敷いてしまうとちょっとゴチャついた印象になってしまいます。
リビングとダイニングの両方に敷く場合は、圧迫感が出ないよう床の余白が少なくならないように注意しましょう。
LDKが16帖以下の場合はどちらか一方にしたほうが無難です。
最近は自宅で洗えるラグも増えてきましたが、こちらは少々注意が必要です。
ドラム式では洗濯不可なラグが多いのです。
私は気にせず洗ってますけどね。笑
ヴィンテージ系スタイルの場合、アンティークラグを用いるとより完成度の高い空間に仕上がります。
とはいえさすがにアンティークラグは・・・という方も多いでしょうけど。笑
上級者は寝室にもラグ
寝室のラグは海外インテリアでは定番。
部屋の広さに余裕があれば通常のサイズでも構いませんが、一般的にはハーフラグを使うとコーディネートしやすいです。
また、円形ラグを使えばお部屋が一段と可愛くコーディネートできるでしょう。
以上、ラグ選びのポイントについて書いてみました。
ラグは部屋のイメージを左右する大事なインテリアアイテムです。
季節ごとに替えたり、ぜひお部屋のインテリアコーディネートを楽しんでみてください。
























