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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ

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和室が多い家って、実はリノベしやすいんです。

 

 

和室って6畳や10畳など、ほぼ決まった広さで作られているじゃないですか。

 

それをパズルのように並べて廊下で繋いだりと、間取りもシンプルになりがちです。

 

そういった家はリノベする側も計画しやすいんですよね。

 

 

例えばこのお家、

 

 

床はカーペット敷いてありますが、6畳の和室が続いています。

 

構造的に必要な柱を残して壁を壊してしまえば・・・

 

 

 

 

大空間の出来上がりです。

 

一部柱は残りましたが、ほぼ成形なLDKなので使い勝手も良いです。


 

 


次のお家も同様に、

 

 

 

 

 

8畳と6畳の和室と縁側、更に奥の台所をワンルーム化しました。

 

押入れや床の間だった部分は、クローゼットや畳上がりに。

 

縁側部分も含めるとかなり広いLDKとなりましたね。

 

 

このように和室が多いと案外簡単に大空間が作れるのです。

 

 

ところが平成以降の注文住宅となると、変にこだわった間取りや構造的にも無理があるお家が増えてきます。

 

こういった家は逆にリノベしにくい可能性が高いのです…

 

 

なのでリノベを目的として中古住宅や空き家を購入する場合は、その点も考慮して検討してみてくださいね。

 

 

 

また、和風住宅はヘタに外観をいじらないほうが良いでしょう。

 

 
 
外壁を杉板に張り替え、玄関ドアを変えた程度ですが程よく和の感じが薄まってよい感じです。
 
 
我が家も外観形状は全く変えませんでした。
 
 
 
増築やら大きな理由がない限り、建物形状は極力変えないほうがコストも抑えられますからね。
 
私的には外観デザインよりも外構や庭にコストをかけたほうが、トータルデザインが上手くまとまると思っています。