自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ

 

 

インテリアコーディネートの際、普段からよくヴィンテージ家具を提案するのですが、今回は珍しく国産ヴィンテージです。

 

 

このセンターテーブルは旧三越家具(現カントリーハウス)のブルージュというシリーズ。

 

 

明治37年に創設された三越家具加工部(三越家具)は、その後60年以上に渡って高品質な家具を作ってきました。

 

1975年以降カントリーハウスと名称改め、現在も職人が一つ一つ手作業で創業から変わらぬ高品質な家具を提供し続けています。

 

 

このセンターテーブルもおそらく50年以上前のものだと思うのですが、多少のキズはあれど使用には全く問題ありません。

 

あと50年は使えそうですね。

 

 

カントリーハウスは言わずと知れた高級家具なのですが、三越家具時代のブルージュシリーズもいいお値段します。

 

 

 

英国アンティーク調のデザインはどの時代でも一定の人気がありますし、そもそもオーク無垢材が使われていたりとモノがいいですからね。

 

 

良い家具は資産になります。

 

 

ここで言う「良い」とは品質や素材のことではありません。

 

もちろん品質も素材も良いことに越したことはないのですが、それ以上に人気がないと価値は生まれません。

 

 

 

 

例えば屋久杉の座卓。

 

数年前、なんでも鑑定団で800万円の鑑定額だったんですけど、誰がこの値段で買いますかね…

 

屋久杉は40年以上前から伐採禁止になっており、希少性が高いというのは間違いないです。

 

ただしそれだけでは価値は決まりませんよね。

 

和風住宅減少の影響もあり、近年一枚板のテーブルはどうも人気が出てきません。

 

 

そして、座卓と言えどもその価値のほとんどが「木材」にあり、市場価値を評価するのもかなり難しいと思います。

 

もはや家具というよりも骨董品などの部類かもしれませんね。

 

 

だからこそこの鑑定士が800万もの値段を付けた根拠がわからず…

 

個人的な価値観だけで鑑定したのでは?と疑っています。笑

 

 

そして楽天でこれにそっくりな屋久杉の座卓を見つけたのですが、

 

気になるお値段は・・・ 

一、十、百、千、万、十万、・・・ 

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