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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる一級建築士によるブログ

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人間の味覚とはいい加減なもので、激安インスタントコーヒーも名作チェアと薪ストーブがあれば不思議と美味しく感じるものです。

 

空間の雰囲気やインテリアなどが味覚に影響するというのは、様々な研究で解明されております。

 

 

 

テレビ番組で「汚いけど美味い店」みたいなのが昔ありましたが、私はダメなんですよね…

 

汚いと言っても様々で、建物外観がボロボロなのは全く気にしないです。

 

ただテーブルが汚れていたり、厨房が散らかっていたりするのを見るとダメですね。

 

食べてる際中からお腹痛くなってきます。笑

 

 

 

 

話はまた薪ストーブに戻りまして、

 

最近チラホラと薪ストーブを入れたいという相談が増えてきました。

 

ここ数年少なかったんですけどね。

 

 

昨今住宅の高断熱化が進み、薪ストーブの熱量はオーバースペックになってしまうのです。

 

吹抜がある大空間ならまだしも、一般的なLDKの広さでは暑すぎて窓を開けて過ごすなんてことにも…

 

 

あとは煙の問題ですね。

 

ストーブの性能が上がり昔と比べ煙の量はだいぶ少なくなってきましたが、薪の種類や燃やし方によっては煙は確実に出ます。

 

なので基本的に住宅地での設置はオススメしません。

 

 

とはいえ薪ストーブや床暖のように温風ではなく輻射熱で暖まる空間は快適です。

 

もちろんエアコンを使っても暖かくなるのですが、暖かさの質が違うんですよね。

 

 

 

ちなみに輻射熱を発する暖房機器と言えばカーボンヒーター(電気)ですが、最近はおしゃれなデザインのものが増えてきました。

 

 

 

 

どちらもレトロで可愛らしいデザインで人気のストーブです。

 

ただ値段に大きな差があります。

 

こんな時、どっちを選べばいいのか…

 

 

ということで両方の主要スペックを比べてみました。

 

 

【前者】

・カーボンヒーター

・最大1200W

・国内有名メーカー

 

【後者】

・石英管ヒーター(おそらく)

・最大750W

・中国メーカー(おそらく)

 

 

カーボンと石英管の詳しい説明は省きますが、カーボンヒーターのほうが約10%ほど省エネ性が高いと言われています。

 

後者は熱源の詳細が書いてないんですよね…写真を見ると石英管のような気がします(間違ってたらすみません)

 

スイッチを入れてから温まるスピードは圧倒的にカーボンヒーターのほうが早いです。

 

W数が高い方がパワフルですが、もちろん電気料金は高くなります。

 

1時間あたりの電気代は1200Wだと約37円、750Wだと約23円

(1kW 31円計算)

 

後者は調べてもメーカー名が出てこないのと、中華製品を扱ってる複数のショップで販売されていたので中国メーカー製と推測しました。(間違ってたらすみません)

 

転倒時OFF、サーモスタットといった安全機能はどちらもあり。

 

実物を使用したわけではないのでこれ以上は書きませんが、どちらも口コミはいいので悪い商品ではなさそうですね。

 

 

 

 

ちなみに私はアラジンのグラファイトヒーター派です。

 

カーボンヒーターよりも遠赤外線の放出量が約20%多く、温まるスピードも抜群です。