一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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鉛色の空
日本海側の雪国ではこれからしばらくこんな空が続きます。
関東から嫁いできた方は冬になると具合が悪くなる、という話もたまに聞きます。笑
いや、その気持ちも分かりますよ…
朝からずっと薄暗くて、気が付いたらもう夕方。
そんな日がほとんどですからね…
雪が降れば出かけるのも億劫になり、自ずと屋内で過ごす時間が長くなるわけです。
北欧諸国も冬は日照時間が短く家で過ごす時間も長くなるのですが、それに対し色々と工夫がされています。
家の断熱性を高め暖かくし物理的に快適にするというのはもちろん、鮮やかなカラーを使ったインテリアも好まれてきました。
外に出ても鉛色の空で雪が降れば全く色の無い世界ですからね…
長い冬を家の中でいかに楽しく快適に過ごすか、これは雪国に暮らす人々にとっては大変重要な問題なのです。
間もなく完成するこのお家も所々に色を使った空間になっており、きっと楽しく冬を越せるはず。
これから家具やインテリアを加えて更に素敵な空間に仕上がっていきます。
家の断熱性能を高めれば体は温まりますが、心まで温めるにはそれだけでは足りないのです。
「出掛けるよりも家にいるのが好き」
以前お施主さんからそのように言っていただきましたが、建築士冥利に尽きますね。
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