一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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ここ数日、一気に寒くなりましたね。
こうなってくると温かいお風呂にゆっくりつかりたいものですが…
ちょっとまった!
その長風呂が命取りになるかもしれません。
そうです、ヒートショックです。
皆さん一度は聞いたことがありますよね。
なんと交通事故死者数の約2倍、年間2万人の方が浴室内で亡くなっているとのことです。
死者数は11月から増え始め1月にピークを迎えます。
気温と相関関係があるのは明白ですね。
また、入浴中の急死の90%以上が65歳以上の高齢者と言われています。
政府も浴室内事故を防ぐため、以下の6つを呼び掛けています
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
- 湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
- 浴槽から急に立ち上がらない
- 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
- お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
- 家族は入浴中の高齢者の動向に注意する
浴室や脱衣室を暖める、湯温を高くしない、これらはすでに注意している方は多いのではないでしょうか。
この中で最も気を付けなければいけないのは、2番です。
~産経新聞より~
上の記事では、浴槽内で今までヒートショックが原因とされてきた死亡事故は、
実は「浴室内熱中症」だった可能性が高い、ということを指摘しています。
以前は、浴室内の死亡事故=ヒートショックで片付けられてたのですが、ここ数年は浴室内熱中症が主な原因であるという考え方が広まってきました。
脱衣室や浴室を暖めるというのはヒートショックを防ぐ上では効果的です。
ですがそれ以前に熱めのお風呂で長風呂はやめましょう、ということですね。
例えば浴室暖房は今のお風呂に後付けすることでも可能です。(諸条件ありますが)
また、ヒートショックはトイレなどLDKと温度差が大きくなる場所でも起きやすいです。
このような小型で速暖タイプのヒーターがトイレなどには適していますね。
人感センサー付きで高齢者の消し忘れ防止にも良いでしょう。
そして何と言っても住宅の高断熱化が、ヒートショック防止に効果的であることは間違いありません。
次回の窓リノベ補助金も決まりましたので後日また記事にしたいと思います。
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