一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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先日の能登半島地震、私の住んでる地域も震度3程度の揺れを感じました。

 

 

 

この地震で住宅など7棟が全壊したとのことです。

 

ニュース映像を見ると倒壊した建物はかなりの築年数が経過しているように見えました。

 

 

 

これは典型的な崩壊パターン。

 

赤い部分に壁(耐力壁)がないため、建物が左右に揺れた時に耐え切れず崩れてしまいます。

 

平屋ならまだしもこのライン上部に2階が乗っていると、その荷重と相まって倒壊の危険性が一気に高まるのです。

 

 

 

しかしその一方で多くの建物は倒壊を免れています。

 

必ずしも「古い建物」=「危険」というわけではなく、構造的に問題のない建物はある程度の築年数が経過してても簡単には倒壊しないのです。

 

 

やはり危険なのは先ほども指摘したように1階部分が車庫や店舗だったりして、開口や全面窓になっていて耐力壁が一切ない木造住宅ですね。

 

 

このような住宅の場合、1階には寝室を設けないという地震対策があります。

 

今回崩壊した古い住宅も2階部分だけはしっかり形が残っています。

 

これもよくある崩壊パターンで、早朝に発生した阪神大震災では2階の下敷きになって多くの方が犠牲になりました。

 

 

2階で就寝することによって他のリスクもあるかと思いますが、明らかに耐震不足の住宅の場合は2階で寝ることのメリットは大きいと思います。

 

 

 

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