
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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このようなフィラメントに炭素を使用した電球をエジソン球と呼んだりします。
とても良い雰囲気の灯りなのですが、短寿命なのがネックです。
たった一ヶ月で切れてしまいました…
ちなみに電球を発明した人と言えばエジソン!というイメージがありますが、実はそうではありません。
イギリスのジョゼフ・スワンという人が最初に白熱灯の点灯実験に成功したそうです。
エジソンの印象操作でしょうか、ジョゼフがかわいそうですね。笑
そんな白熱灯もLEDの登場で窮地に立たされ、すでに一部の国では販売や製造に規制もかかっています。
我が家のエジソン球もLEDに交換です。
1個あたり約300円のキャンドル型フィラメントLED。
こちらの電球はガラスに色が着いてるタイプです。
2200K(ケルビン)という数字は、光の色(色温度)を示しています。
この数値が高い(色温度が高い)ほど青白い光で、数値が低い(色温度が低い)ほどオレンジっぽい光になります。
なんだかややこしいですよね。
今回の電球が2200Kで、奥に見える電球は3200Kです。
こうやって見るとけっこう違いがあります。
ちなみに夕日やロウソクの炎は2000K、白熱電球は3000K、太陽光は5000Kとされています。
食卓などに2000Kの灯りは適しませんが、このようなインテリアの照明として使う分には問題ありませんね。
寝室の照明などにも良いかもしれません。
最後に豆知識をいくつか。
電球の明るさを示す単位といえばW(ワット)がお馴染みですが、
現在はlm(ルーメン)の表記に置き換わりが進んでいます。
そもそもワットは消費電力の単位で明るさの単位ではないんです。
なのでLEDには60W相当(実際の消費電力は5Wくらい)の明るさと、必ず白熱灯換算した表記があります。
しかし60W相当といってもLEDの種類によって実際の明るさは微妙に異なります。
これらが問題になり単位はルーメンに統一しよう、という話になったわけです。
上のLEDには昼光色・昼白色・電球色の3種類がありますが、明るさはどれも810lmです。
しかし消費電力は7.2W・7.3W・7.9Wと異なっています。
これが電球色は暗く感じると言われる所以です。
仮に同じ消費電力なら電球色は昼光色に比べ、光束(光の量)が10%近くも少ないのですから。
今までのLEDはどの色温度の電球も消費電力を揃えてる商品が多かったです。
それじゃあ60ワット相当と書かれていても暗く感じるわけです。

今後の電球選びは是非ルーメンに注目してください。
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