
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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築54年目を迎える我が家。
before
after
上物(建物)を0円で手に入れ、いわゆるフルリノベーションを行いました。
解体中
築50年以上経過しているのに想像以上に綺麗だった床下。
土台や束は黒ずんでいるものの、腐れていたりシロアリにやられている部分はありませんでした。
とはいえせっかく骨組みにまでしたのだから、不安のある箇所は土台等を交換することに。
しかしここで一つ後悔していることが…
地面に敷いてある防湿シートです。
これは地面から上がってくる湿気をシャットアウトし、床下空間を乾燥させる目的で敷いてます。
こう聞くと合理的なようにも思えますが、
でもよくよく考えると解体時にあれだけ乾燥していた床下です。
そこにわざわざ防湿シートを敷く意味があるのか…
逆にこの防湿シートを敷くことにより地中から上がってくる湿気を逃がすこと出来ず、シートと地面の間が結露しカビやシロアリの温床になるリスクが高まる可能性もあります。
これも理解していたのですが、「これだけ地面も乾燥しているのだから大丈夫だろう」という考えで防湿シートを敷きました。
これが今になってやっぱりやめておけばよかったかなあ…と。
先日気になって床下をのぞいてみたのですが、今のところシート内に結露は確認出来ませんでした。
いざとなれば床下に潜って全部剥ぎ取ることはできますが…
リノベはやっぱり難しいですね。
工事の依頼は年々増えてますが、毎回頭を悩ませています。