
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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最近流行りのグレージュ色の壁。
その中でもグレージュ×ウッドの組み合わせは人気ですね。
しかし全てをこの色で統一してしまうと単調な空間になってしまうので、カーテンやラグなどのファブリックでちょっと色を入れると良いでしょう。
ハウスメーカーによっては無垢材が使えず、木目調クロスなど使うことになるのですがやはり無垢材とは質感や空気感が大きく異なります。
言い方は悪いですが、木目調クロスを使った瞬間に「ハウスメーカー感」がグッと強くなっちゃうんですよね…
でもこれは普段無垢材ばかり使ってる我々ならではの感覚なのかもしれません。
インスタに上がってる写真見れば木目調クロスでもオシャレに見えちゃいますもんね(それがインスタの恐いところでもあるのですが)
ここで使ったクロス(SP2861)はグレージュというよりもかなりグレー寄り。
グレーは寒色系なので多用するとちょっと冷たい雰囲気になるのですが、無垢材を組み合わせることでバランスを取ることが多いです。
モルタル塗りの壁も同様ですね。
ここでは壁に古材、天井は杉板にホワイト塗装です。
最後に板張り壁をグレージュ塗装した例を。
クロスよりも暖かみを感じる空間に仕上がりますね。
そしてこの寝室、実は天井に照明がありません。
こうやって見るとグレージュは寝室に用いることが多いですね。
心安らぐ空間になるのでヤクルト1000よりも睡眠の質が良くなるかもしれません。
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