
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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2022年のインテリアについて、海外のその道の専門家がこんなことを言っています。
「グレーの人気は終わりつつある。」
「ホワイト、グレー、ベージュなどのニュートラルなカラーは今も人気の色だが、グレーは最も早く廃れつつある。」
「色の人気は約10年周期、グレーはその10年目に近付いている。」
だそうです。
そしてこう続けています。
「今、花柄が人気の主役となっている。」
「間違いなく壁紙では強いニーズが続くだろう。」
住宅には流行りがある、というのは間違っていないと思います。
現に日本でも北欧ブーム、和モダンブーム、西海岸ブームみたいなものが定期的に訪れ、その度に住宅雑誌はそれ系の住宅で埋め尽くされます。
うちの会社も西海岸スタイルの住宅を作っているので、
「そんなデザインすぐに流行らなくなる」
と言われたこともあります。
しかし私たちからすると、別に流行りに乗っているわけではないんです。
自分たちが好きなスタイルの家をただ作っているだけなので。
「流行り」と言われるようなスタイルは中途半端が一番ダメです。
多くのハウスメーカーはその流行りに乗って、中途半端な作り方をするのでチープな仕上がりになるんです。
ヘリンボーンのビニールクロスを使っただけで、「今流行っているサーファーズハウスです!」というチラシを見た時には、衝撃を受けました。
「流行は変化していくもの、だけどスタイルは永遠。」
シャネルの創始者の言葉で私も激しく同意です。
さて、グレーの壁紙を使おうと考えていたそこのあなた、このままでは時代遅れになるので花柄の壁紙に変更しましょうか?
しませんよね。
ファッションならトレンドを取り入れたいというのも分かりますよ、それに同じ服を何十年も着る人なんていませんからね。
(あ、ここに一人いた…)
家は何十年も住むものです、よく分からない海外の専門家の言うことなんてスルーしましょう。
どんなスタイルの家でもいい、でも中途半端な〇〇風インテリアは避けるべきです。
そのためには自分自身で勉強するか、知識のある建築士(営業)に任せるかの二択です。
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