一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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子供が小さいうちは、我慢しなければいけないことが色々とありますよね。
インテリアもそのひとつです。
先日のこと、「アートを外してここにギターを掛けよう!」と思い立ち、さっそく取り付けてみたのですが
なんだか…バランスが悪い…
しかしもう少し下げると子供の手に届きそうだし…
結局何をするにしても、子供優先になってしまいます。
(これが親になるということですね。しみじみ)
ほんとはフロアライトや大きな観葉植物も置きたいのですが、それももう少し先になりそうです。
こちらも。
だからと言って過度に子供目線の家づくりをする必要もないと思います。
例えば内装(壁紙)は後々クロスの張り替えや塗装も出来るので、子供らしいカワイイ壁紙を選んでも良いでしょう。
しかし以前雑誌か何かで、階段に沿って造作のすべり台を設置してあるお家を見ました。
2階から1階へ子供たちがそれを滑って下りてくるのです。
それはそれは楽しそうでしたが、子供が大きくなったらどうするのか、造作されているので撤去も難しそうですし。
将来、足腰が弱ったら今度は親たちがすべり台で下りてくるのでしょうか。
そこまで計算して造ったのであれば、ある意味お見事です。
何にせよ、「子供が楽しそうだから」と安易に間取りまで決めるのは避けた方が良さそうです。
もちろん子供にとって安心・安全な家であることは当たり前。
でも忘れてはいけないのは、その家はあなたの家であるということ。
「子供のために家を残してあげたい!」という親心は、子供からしたら迷惑な話かもしれません。
子供が受け継ぐ時にはその家は築何年でしょうか。
家の価値よりも、解体費のほうが高くつくなんてことも…
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