一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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お客さんとの打ち合わせ。
毎回過去の施工写真を参考にしながら、内装や間取りを決めていきます。
「○○さんの家はあの色にしたね~」
「○○さんの家は珍しくあれ使ったよね~」
スタッフ同士でこのような会話になるのですが、お客さんはそれを聞いて
「よくそんな細かいところまで覚えてますね!」
こんなことを言われます。
これは建築士(営業)あるあるで、何年経ってもお客さんとの当時のやりとりまで覚えてるものなんです。
(もちろんたまに記憶違いもありますけどね;)
これは小規模な工務店や建築士事務所ならではで、1人で年間何十棟も担当する大規模ハウスメーカーでは物理的に難しいでしょう。
こちらはかれこれ10年近く前に引き渡したお家の完成時の写真。
ブルーをテーマカラーにしたインテリアで、いわゆる北欧スタイルです。
今では床も飴色に焼けて、完成当初よりもっといい感じになってるはず。
キッチンやリビングのネイビーの腰壁がとてもよい雰囲気でした。
インテリアはIKEA多めですね。
この当時、私の地域ではまだIKEAを知らない人が多くて、「家具のイケ屋?」みたいな反応でした。笑
コロナの影響で在宅ワークが増え、押入れをデスクスペースに作り変えることが話題となりましたが、このお家でもクローゼット内に作業スペースを設けていました。
ブーム先取りでしたね。
お客さんが来た時はデスクの上を片付けなくてもいいし、小さなお子さんがいる家庭にも良さそう。
とはいえ過去の施工写真を見て
「ああ、ここはもっとこうすればよかったなあ」と思うこともしばしば。
でもこればかりは仕方のないことですよね。
家づくりへの考え方は日々進化していきます。
変えるものは変える、変えないものは変えない。
単純ですがこのポリシーを持って仕事をしています。
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