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一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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昨日は温泉旅館に一泊してきました。

 

 

 

付き合いのある外構業者から「旅館の中庭の照明計画を一緒に考えてほしい」との依頼。

 

宿泊費も出してもらってある意味「美味しい仕事」でした。

 

※緊急事態宣言等が発令されてない地域です

 

 

これがその中庭。

 

石のオブジェから灯りがもれたりと、なかなか面白い庭です。

 

しかし、かなり明るいスポットを何個も使い植栽をライトアップしてるせいか、「風情」といったようなものは感じられません。

 

 

日がさらに沈むと、暗闇に植栽だけが照らし出されているようでした。

 

せっかく足元に苔や特徴的な石積みもあるのに、夜になると全く活きてなかったですね。

 

 

 

ということで、10~20w程度の灯りを足元に分散させスポットライトは1つにしよう、ということで話はまとまりました。

 

 

 

そこから先は飲み過ぎたせいかよく覚えていません。

 

 

 

 

 

 

 

我が家の庭も電球の明るさを変えたりと、色々と調整してみました。

 

 

やはり屋内と同じで、庭も多灯照明で計画したほうが良い雰囲気がつくれます。

 

 

多灯分散照明方式とも呼ばれてますが、明るさを抑えた光源(照明)を部屋に複数配置して、空間の奥行き感や家具の陰影を楽しむ照明計画です。

 

 

逆に明るい照明器具を部屋の中心に1つだけ設けることを、一灯照明方式と呼ぶそうです。

 

 

「多灯照明にすると電気代がかかる」というイメージもあるようですが、一つ一つの照明のワット数は抑えられているので、ランニングコストが急激に上がるということはありません。

 

そもそも今はLEDですしね。

 

ただ、照明器具の数は増えるので初期コストだけはどうしてもかかってしまいます。

 

あとは照明数が多くなるので電球が切れて交換するコストもありますが、それも微々たるものと思ってます。

 

 

それらのコストを考慮しても、多灯照明が作り出す空間にはそれ以上の価値があるのです。

 

 

 

 

 

 

そしてこのストリングライトも究極の多灯照明(?)

 

 

電球1つあたりは約1wで、実際は写真で見るよりもっと落ち着いた雰囲気です。

 

毎日点灯させてるわけではありませんが、今の時期は夜に芝生の水やりをするのでその時にちょうどよい明るさですね。