一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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キッチンを対面型した時の悩みどころ、コンロ前の壁。

 

 

一般的にはこのようにコンロ前には壁を設け、タイルやらキッチンパネルやら張ります。

 

油跳ねを防ぎ、換気扇の効率もUPします。

 

 

炒飯を作るとき、必要以上に鍋を振って半分近く米をぶちまける私にとっては無くてはならない存在です。

 

 

 

 

しかし最近はLDKのワンルーム化が主流になってきて、コンロ前に壁を設けないことも増えてきました。

 

 

さらに天板をフラットに作ることで、キッチン自体がLDKのインテリアとして映えるようになります。

 

 

 

 

リビング側から見てもスッキリ。

 

この状態からコンロ前に壁を作り直す、というのは難しいですがガラス壁の後付けは可能です。

 

 

 

ここのお施主さんにも

 

「もし油跳ねなど気になったらガラス取り付けられるので、その時は言ってくださいね」

 

このような話をしてお引き渡ししましたが、それから数年経った今もガラスの取り付けは行っていません。

 

 

 

 

つい先日完成したばかりの現場も

 

「家で揚げ物はしないので壁もガラスもいらないです!」

 

とのことでした。

 

 

キッチンの使い方次第では、壁もガラスも設けなくても良さそうです。

 

 

 

 

ちなみにガラスを取り付けるとこのようになります。

 

 

ガラスに枠が付くとかなり目立ってしまうのですが…

これならほぼ気になりませんよね?

 

ただ、透明ガラスを使うと僅かな汚れも目立ってしまうので、こまめに拭く必要があります。

 

 

 

 

それはちょっと面倒くさいなあ、という方は透明ガラス以外を使ってみましょう。

 

 

ここではアルトドイッチェというアンティークガラスを使っています。

 

 

 

コンロ前はブリックタイル(モルタル造形)ですが、ガラスにしてもよかったかもしれませんね。

 

このようなガラスだと見た目のカッコよさはもちろん、多少の汚れも気になりません。

 

 

続いてこちらは腰壁を少々高めに作ったキッチン。

 

 

これなら圧迫感もありません。

 

とはいえ揚げ物をすると、このくらいの高さの壁では完全に防ぎきることは難しいでしょう。

 

 

 

 

こちらも似たようなパターン。

 

 

脇の壁をレンガで仕上げたので、コンロ前にもレンガを積み上げてみました。

 

キッチンにも遊び心は必要です。

 

 

 

 

 

ここでは低めの壁を作ってタイル張り仕上げ。

 

リビング側から見てもやはりLDKは一体的な空間になりますね。

 

 

 

 

 

 

しかし、揚げ物や中華料理をガッツリやりたい派の人は、やはり壁を設けるのがベストでしょう。

 

 

キッチンパネルでもステンならカッコよくなりますし、コストは抑えられ、お手入れ簡単で、炒飯も振り回し放題。

 

 

 

気を付けたいのはリビング側から見たときのデザインでしょうか。

 

 

このキッチン前の壁だけクロスを張り変えしたくなる気持ちも分かりますが…

 

それやってしまうと、ちょっと安っぽく見えてしまう危険性があります。

 

 

 

オシャレな施工例はネット上にたくさんありますので、ぜひそれらも参考にして見た目も機能性も満足いくキッチンを作りましょう。

 

 

 

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