一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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今日は外国人の方からご相談。
奥様は日本人ですが、旦那様は永住権なし。
永住権獲得は4年後とのこと。
やはりネックになるのは住宅ローンです。
某大手銀行に問い合わせたところ、永住権が無くても一定の条件をクリアすればローンを組めるのですが…
手持ち資金:借入額の20%以上
返済期間:15年以内
金利:3%前半
鬼みたいな条件ですね。
銀行もリスク取りたくないのは理解出来ますが…
ほとんどの方はこの条件を聞いて諦めるんですって。
仮に2,000万円借りると2,500万円にして返さなければいけません。
なんのために家を建てるのか分からなくなりますね…
現在はウッドショックの影響もあるので、家を今建てるべきかもう少し待つべきか、悩んでいる人は多いと思います。
そもそも持ち家は、資産なのか負債なのか。
もちろん誰がドコにどのような家を建てたかで答えは変わってきますが、
残念ながら多くの場合は後者でしょう。
持ち家は経済的に不合理で、賃貸のほうが経済的合理性が高いという話も良く聞きます。
その理屈も理解できますが、
家を買うかどうかって、経済的合理性だけで判断しないですよね。
「広い家や庭で子どもと、伸び伸びと暮らしたい。」
このような思いは経済性とはまた別の話。
家を建てたい理由は人それぞれ。
周りからとやかく言われる筋合いはありません。
ただお金の勉強もしなければいけません。
全ては自己責任です。
さて、相談に来られた外国人の方はどうするでしょうか。
遊び盛りのかわいいお子さんのために、高金利の住宅ローンを借りるのか。
それともまともなローンが組める4年後まで待つのか。
経済的合理性で言えば考えるまでもなく後者ですが…
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