一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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このブログでは度々不動産屋に対して厳しく書いてきました。
それでも土地探しは不動産屋なくしては何も始まりません。
以前ブログにも書いたとおり、不動産屋の話は鵜呑みにしてはいけないという考えに変わりはありません。
ただ不動産屋からしか得られない情報があるのもまた事実。
例えばこんな例があります。
田んぼを造成して出来た住宅地。
目の前に広がる見晴らしの良い眺望を気に入って土地を購入。
リビングに大きな窓やウッドデッキを作れば、目の前に広がる田園風景(米どころなもんで…)を眺めながら最高なひと時を味わえます。
でもちょっと待ってください。
その目の前に広がる田んぼが、住宅地に造成されることはないのでしょうか?
もし数年後に造成されて住宅地にでもなったりしたら、
こんなことに…
これはこれで良い感じ(笑)
冗談はさておき、
お気に入りの風景は完全に姿を変えてしまいます。
「何のためにこの土地にしたんだろう…」
こんなことにならないために、不動産屋に聞いてください。
目の前の田んぼが今後開発される計画や、そのような話は出ているのか。
以前実際にそのような場面に出くわしました。
今工事中の現場は、目の前に田園風景が広がる眺望抜群の土地。
たまたま工事を見に来た不動産屋の営業と話すことがありこんな会話に。
「実はこの目の前の田んぼも造成する計画あったんですけどねえ。都計法や農地法のハードルがかなり高くて…諦めたんですよ。今後ここに住宅地が出来る可能性は限りなく低いですね。」
本来このような情報は土地購入前に聞き出すべきでした。
(不動産会社に守秘義務があるのかどうかはよく分かりませんが)
結果オーライでしたが、もし造成の計画があったら…
今回の場合はこの不動産会社が造成開発を行ってたので、このような情報が手に入りました。
仲介の場合は難しいのでご注意を。
不動産屋に家づくりや設計ついてのアドバイスを求めることはおススメしませんが、有益な情報もたまには(?)手に入ります。
得るべき情報を間違わないように。
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