一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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我が家の解体工事中の様子、
元々このようなブロック塀があったのですがこれも解体しました。
しかしキレイさっぱり全てを撤去することは出来ません。
下部の土留めまで取ってしまうと、側溝に土が流れ落ちてしまうのです…
さてどうしようかと考えた結果、このようになりました。
これは新たに石を積んだのではなく、既存の土留めにモルタルを塗って造形しているんです。
本物の石積みなどが出来ればよかったのですが、どうしても難しい場合はモルタル造形という奥の手があります。
この後、造形した部分を塗装してより本物の石積みのように仕上げていきます。
このモルタル造形は様々な箇所に使えます。
ここではキッチンの壁にレンガの造形。
腰壁のレンガと土間のレンガ、どちらかが造形なのですが分かりますか?
正解は
土間が造形で、腰壁が本物のレンガです。
このお家の完成見学会でたくさんの方が見に来られましたが、教えなければほとんどの方が気付きませんでした。
モルタル造形というものは、限りなく本物に近く作り上げることが出来るんです。
もちろん造形職人の腕次第なのですが…
ちなみにディズニーランドの建物や街並みは、ほぼ全てモルタル造形です。
本物の素材を使わなくても、あそこまで雰囲気が出せるのですから大したもんですよね。
ディズニーともなれば世界中から最高の職人を集めていると思いますが…
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