一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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インテリアカラーシリーズ 第三弾
今回は「紫」
その中でも薄紫と呼ばれるような、淡い紫のインテリアをまとめてみました。
薄紫にパイン材の組み合わせ。
どちらも暖色寄りなので、柔らかく暖かみのある空間になりますね。
ただそれだけではボヤけた印象になるので、所々にグレーやブラックを使っています。
ここでは部分的に壁紙を薄紫にしていますが、階段の上までこの壁はつながっているため実はかなり大きい面積が薄紫になっています。
「階段の下だけ」という選択肢もあったのですが、それだと面積的に少な過ぎて中途半端な空間になっていたでしょう。
さらに赤みを強くして彩度を落とした薄紫の壁。
いや、ここまで来るとベージュと呼んだほうが正しいかもしれません。笑
キッチンのモールディング腰壁。
北欧スタイルにサーファーズハウスと、薄紫は幅広く様々なスタイルと相性がいいんです。
こちらのドアも同色です。
紫のインテリアって一歩間違うとドぎつい印象になってしまうのですが、色味や使う範囲さえ間違わなければとても素敵な空間を作ることができます。
ただこれはかなりピンク寄りですけどね(笑)
寝室など安らぎを求める部屋にも良いですね。
アクセントクロスとして一面使うのではなく、大胆に四面に使うのがポイント。
「え?全部の壁に色を入れるの?」と普通は躊躇してしまいますが。
でもこれがまたしっくりくるんです。
それに寝室やトイレといったプライベート空間なら、LDKよりもハードルが下がるので取り入れやすいのではないでしょうか。
紫に限らず壁や天井に色を使うと、家具やインテリアの色使いが難しくなってきます。
しかし紫は黒系と相性がいいので、コーディネートの難易度も低めです。
手洗いコーナーに薄紫、トイレ内は淡い緑。
どんな色でもトーン(彩度)を近付ければまとまりが出てきますので、色の組み合わせではなく「トーンでコーディネートする」という方法もあります。
その昔、紫は高貴な色として使われていたそうです。
冠位十二階でも紫は最上位の色とされるなど、日本の伝統色とも言えますね。
まだまだ可能性のある紫のインテリア、近々ブームが来そうな予感…
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
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