Oisix(オイシックス)食材宅配おためしセット

 

 

 

 

 

一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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以前書いたこちらの記事。

 

この記事に対して匿名でこのようなコメントを頂きました。

(コメントは残してあります。それに対して私のコメントも)

 

 

 

LDK、18帖もあれば狭いと思わないけど?
来客や同居家族の為に部屋に用意することが、そんなにおかしいでしょうか?
ペラペラパーティションで隔離されただけの畳コーナーで一晩過ごさせるのはかえって気が休まらないわ。
法規的や利便性でアドバイスするのは当然だけど、お金出すのはお施主様ですよ。
お施主様の希望を優先させるのがプロなんじゃないですか?
貴方の独断と偏見で批判するほうがおかしいわ。

 

 

 

 

 

批判的なコメントであることは誰が見ても明らかなのですが…

 

 

おそらく「お施主様」「帖」というワードや文脈から、コメント書かれた方は同業者(住宅会社)の方なのかなと推測します。

 

 

お金を出すのはお客様なのだから、お客様の希望を優先させるべき。

 

 

もちろんその通りです。

 

 

ただその希望がお客様の利益にならないと判断した時、私たちには2つの選択肢が生まれます。

 

 

「お客様の希望をそのまま優先し、自分自身の意見は口に出さない」

 

 

「なぜその間取りがダメなのか説明し、代替え案を提示する」

 

 

 

正直言って、①はノーリスクです。

 

だってお客様の希望通りに設計しているのですから。

 

何かあっても「お客様がこれに決められたんですよね?」という言葉で逃げることができます。

 

 

 

逆に②はリスクを負うことになります。

 

まずは新たな案を作成するのに時間(コスト)がかかること。

 

仮に代替え案を採用してもらっても、お客様が後々後悔する可能性があるということ。

 

 

そうなった時は

 

「あの時あなたがこんな間取りを提案しなかったら…!」

 

となりかねませんし。

 

 

 

でもこれってなにも住宅業界に限ったことではなく、どんな業種でもきっと似たような場面はあるのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

今回こうやってコメントをアップしたのは、別に晒すとかそういう意味合いではありません。

 

「お施主様の希望を優先させるのがプロなんじゃないですか?」 この意見だってお客様のことを思ってのことかも知れません。

 

 

価値観や考え方の違いと言ったらそれまでですが…

 

仕事って難しいなあ、と改めて考えさせられました。

 

 

 

 

 

 

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