今回は内観パースのアンビエント・オクルージョン(AO)について書いていきます。
「内観パースをAOレンダリングすると陰影が不自然に濃くなってしまう・・・」
このようなメッセージいただきました。
キッチンカウンターの下や梁の陰になる部分などが気になるとのことです。
たしかに外観パースをAOレンダリングすると軒裏などの陰影が気になることは
多々ありますが、これは光源設定のコントラスト調整である程度解決します。
では内観パースの場合はどのように対処したらいいのか、
先日作成したパースを元に解説していきたいと思います。
赤丸部分が特に陰影が濃くなりそうな箇所ですが
このパースでは不自然に濃い陰影は発生していません。
この時の光源設定値は
こんな感じです。
補助光源として4ヶ所にダミー点光源をFL+1500程度に配置しています。
キッチン背面、ダイニングとソファーの間、センターテーブルの上、PCカウンターの近く
明るさ50で影の柔らかさ8です。
控えめな明るさなのでそこまでパースの仕上がりに影響はしてないと思います。
アーキトレンドZを使っていたころ、
天空光内観レンダリングの際には補助光源がとても重要でしたが
AOになるとそこまで意識しなくても良さそうですね。
ちなみにこちらのパースは360°も作成しています。
画像クリックで再生されます
360°グルっと見回してもそこまで気になる陰影はないように思います。
補助光源なしでレンダリングしていないので
もしかしたらそれが多少影響しているかもしれませんね。
また、梁や部材の陰影がどうしても気になる場合は
部材クリック、「属性変更」→「メッシュ属性」の「影を発生する」のチェックを外してあげると
全く影が発生しなくなるのでお試しを
パースに関しましてたくさんのご質問をいただいております、
もし回答し忘れている質問ありましたら再度お願いします