値上げの春。

 

食料品を中心に多くの商品で値上げが相次いでます。

商品の多くは10%程度の値上げ、

もしくは内容量を減らし価格据え置きの実質値上げ。

 

亀田製菓の人気商品ハッピーターンは内容量が30枚→27枚へ。

 

価格を変えずに内容量を減らすのはちょっとずるい感じもしますが

さらにずるいことをしている会社がありました(笑)

 

それは明治ブルガリアヨーグルト。

 

内容量を50g減らしました。

 

これで終われば他社と同じ実質値上げですが、

なんと販売価格を10円値下げしたのです。

 

???

 

内容量減で実質値上げなのに販売価格は値下げ?

意味が分からなくないですか?

 

 

いやいやいや!それならもっと分かりやすく

内容量40g減の価格据え置きでいいじゃないですか!

 

なぜそんな回りくどくて分かり難いことをするのか・・・

 

 

これ、完全に確信犯ですグラサン

 

 

内容量大幅減による実質値上げを10円値下げすることによって

消費者が感じる「値上げ感」を打ち消そうとしています。

 

 

「実際は損をしているのにお得に感じる。」

 

 

これ日常でもけっこうあることです。

 

例えば数円安いガソリンを求めわざわざ隣町まで行ったり。

(往復の消費ガソリンを考慮すれば必ずしもお得とは言えない)

 

 

ギャンブルでもよくあります。

1日に12レースある競馬。11レースまで馬券を外し続けマイナス10万円。

しかし最後のレースで見事当てて9万円の払い戻し!

トータルでは1万円の損失ですが、まるで勝ったような気分です(笑)

これギャンブルをしたことのある人はよく分かると思います。

 

 

実際には損をしていても

上手く人の心理をコントロールすることで

損している気持ちを和らげたり

逆にお得に感じさせたりできるものなのです。

 

 

これは詐欺師の常套手段でもあります。

 

 

もちろん明治の戦略として他社の同類商品の価格に合わせたりと

色々な思惑があっての価格調整かもしれませんが。

自分にはそうは思えません。

 

 

ブルガリアヨーグルト。

やってくれたなグラサン