「燃費」は車を買うときの重要な判断材料である
次の二人、AさんとBさんも燃費の良い車に買い替え
コストカットを図ろうとしている。
コストカットを図ろうとしている。
Aさんはガソリン1ℓあたり8km走る比較的燃費の悪い車に乗っている。
それから少しはマシな1ℓあたり10kmの車に乗り換えた。
Bさんは1ℓあたり20km走るハイブリット車に乗っている。
そしてさらに高性能な1ℓあたり30kmの超ハイブリット車に乗り換えた。
二人の年間走行距離は同じく10,000kmだとする
さてこの二人はどちらがより以前よりガソリン代をコストカットできただろうか

きっとあなたは直感でBさんだと答える
その理由はこうだ。
Bさんは1ℓあたり10kmも燃費が改善されたが
Aさんはたった2kmしか改善されていない。
率に換算するとBさんは以前より50%の改善、
それに比べAさんは25%にすぎない。
しかしここで1つ思い出してほしい
二人の年間走行距離は同じであるということを。
Aさんの以前の年間ガソリン消費量は1,250ℓで
それから1,000ℓになったのだから250ℓの節約だ。
一方、Bさんの年間消費量は元々500ℓだった。
それから約333ℓになったので167ℓの節約となる。
よってコストカットにより成功したのはAさんということになる
私たちは燃費を考慮するとき、「1ℓあたりの走行距離」というフレームで考える。
しかしこの考え方は正しいとは言えない。
本来は「1km走行あたりのガソリン消費量」というフレームで考えるべきである。
そうすることで燃費の錯覚に陥らないようになるだろう。
そしてもう1つ重要なことがある。
直感は間違っていることが多いということだ。
それから1,000ℓになったのだから250ℓの節約だ。
一方、Bさんの年間消費量は元々500ℓだった。
それから約333ℓになったので167ℓの節約となる。
よってコストカットにより成功したのはAさんということになる
私たちは燃費を考慮するとき、「1ℓあたりの走行距離」というフレームで考える。
しかしこの考え方は正しいとは言えない。
本来は「1km走行あたりのガソリン消費量」というフレームで考えるべきである。
そうすることで燃費の錯覚に陥らないようになるだろう。
そしてもう1つ重要なことがある。
直感は間違っていることが多いということだ。