新建ハウジングにこんな記事がありました
注文住宅予定者の約8割にZEH意向
アンケートを行った結果
ZEH (ゼロエネ住宅)に興味のある人が約8割もいたとのこと。
日本もこれから世界に遅れを取らぬように
住宅の高性能化が義務付けられていきます。
このニュースを見て
「なるほど!じゃあ我が社もゼロエネ住宅に参入しよう!」
と考えた方も多いかと思います。
普通はそうですよね![]()
しかしこのニュース、裏を返せば
約2割の人はZEHに興味なしということです![]()
市場全体8割の顧客を獲得するために
多くの業者が参入し熾烈な顧客奪い合いになります。
性能などの数値で競い合うと
最後は金額勝負の消耗戦にもなりかねません。
それなら競争率の低い残りの2割の顧客を
しっかりフォローする戦略のほうが
ビジネス的には妙味があるように思えます。
「いい家」は人によってその概念が違います![]()
省エネ性能を極めた家こそ「いい家」だという人もいれば
地震の多い日本だから耐震性に優れた家こそ「いい家」の条件だ、
という人もおり
いやいやデザインこそ「いい家」の最優先事項だ
という人ももちろんいます。
「悪い家」は誰に聞いても意見は一致するのですが
「いい家」に関してはみんなの意見が一致することはありません。
空間の豊かさは必ずしも設備や性能の豊かさとは限りません。
個々の暮らしの在り方を理解することが
「いい家」を作る第一歩ではないでしょうか![]()