あくまでも福井コンピュータさんのwebから得た情報のみで
今現在ver.5を使用している私が
正直な感想を申し上げていきたいと思いますm(_ _)m
「最高のプレゼンを、最速のスピードで」
これが今回のバージョンのメインテーマに
なっているみたいですね。
要するにプレゼン機能に重点を置いたバージョンアップのようです。
私の第一印象は・・・
「革新的な機能が多く増えた!」
「しかし、現状の実務レベルで考えると
まだバージョン5のままで十分なのかな・・・」
「プレゼン重視のバージョンアップなら
もっとパーススタジオの機能を見直してほしかった」
こんな感じです。
確かに魅力的な機能も多いバージョンUPと思いますが、
実務に導入し、
高効率かつ、効果的なプレゼンができるかというと
少々疑問を感じます。
まず新機能「リアルウォーカー」について
CGの建物の中を歩いてモニターで確認出来る機能です。
この機能、「企画住宅」などある程度、型にはまった
住宅を提案されるハウスメーカーさんは利用価値が
ありそうですが・・・
確かにアーキトレンドはワンタッチでパースを
自動立ち上げできる素晴らしい機能を備えています。
しかし、細部の仕上げはどうしても手動になります。
私が普段プレゼン用に作成する内観パースも
4時間~6時間程度の時間をかけて作成しています。
パースの場合は静止画なので見える所だけ
キレイに仕上げれば良いのですが、
ウォークスルーになると動画のため、家全体をある程度
キレイに仕上げなければなりません。
もし、プラン変更などの度にCG作成を頼まれたら、と
考えるだけでゾッとします・・・
CGばかりに時間を取られていたら本末転倒です。
以前に福井コンピュータ担当者さんから
「アーキトレンドZの機能をフル活用してくれている
ユーザーさんが少ない。」
という話を聞きました。
私のようにここまでパースを作りこむ人は稀だと・・・。
なぜとてもキレイなパースを作れる機能がありながら
それを活用しないのか
それは単純に「時間がかかる」からだと思います。
パースに時間をかけるくらいなら他の業務に
その分の時間を回したい、ということでしょう。
現に私のところにもアーキトレンドユーザーさんから
パース作成の依頼が来ることがほんとに多いです
≪結論≫
住宅の仕様がある程度制限されているハウスメーカーさんは
利用価値があるが、設計毎に仕様が大きく変わったり
複雑な内観形状が多い設計事務所さんや工務店さんは
実務ではちょっと使い難いか・・・
続いてipadやスマホを利用する「ARCHI Box」について。
こちらも新機能です。
クラウドに図面データやパースをアップロードすることにより
施主さんが自宅にいながら図面やパースを確認できるようになります。
また、専用アプリを使った色々な機能があります。
(詳しくはこちら
から)
「ie Pon」はおもしろい機能だと思いました
ipadなどタブレットを使ったプレゼンをする住宅会社は
今後どんどん増えてくることは確実です!
ただ現段階では時代や世間まだ追いついて来ていないような
福井コンピュータさんがそれだけ時代の先端を
駆け抜けてる証拠なんですが^^;
他社との差別化という意味では良い機能かもしれません。
しかし顧客満足度やプレゼン効率化には疑問が残ります
≪結論≫
他社との差別化になる機能であることは間違いない。
しかしプレゼン効果については懐疑的。
新機能なだけに今後の展開に期待。
結局、機能がどれだけ良くなっても
ユーザーが使いこなせなければ宝の持ち腐れです。
福井コンピュータさんには機能開発だけではなく
ユーザーサポートにももっと力を入れて欲しいですね(^^)