いなかの近況報告 | Kono Mama no Uta.


おひさです。

千葉の南のほうに引っ越して1か月くらい経ちました。

清流の流れるハイキングコースのある山の麓のおうちでシェアハウスをしています。
バスは1日2本、最寄り駅の電車は1時間に1本、
最寄りのスーパーまでチャリで30分くらい、免許なし生活。


人里離れた山にこもって晴耕雨読でゆっくり本をたくさん読みたいなあ・・って思ってたんだけど
なぜか、そんなひまがないくらい、毎日マンガみたいにいろんなことがあって、たのしい。

ご近所さんとも仲良くなったし、同居人さんたちがしてる里山再生とか森作りの活動や
移住してきた人たちの集まりなんかに
一緒についてったりしてるうち、
気づいたら勝手にいろんな面白い知り合いができていろんなとこに呼ばれて、
どこから手をつけるかなあ・・と思いながらも
からだがおっつかないので、のんびりペースでやりながら
おいおい紹介もしていきたいなあって思います。


買い物が不便なようでも近所の人がくれたり、
同居人さんが買ってきてくれたり、
仕事先や農家の手伝い先からもらってきてくれたりで
街に住んでいたときよりもかえって食べ物がめちゃめちゃ豊富になった。

さいきんもらったのは
蕨、ふき、とうもろこし、ブルーベリー、じゃがいも、
手作りジャム、夏みかん、プラム、長なす、
ゴーヤ、きゅうり、しし唐、みょうが、
きぬさや、手作りキムチ、米、佃煮、鯵、はちみつ、シナモン・・などなどもう思い出せない

全部地元で採れたもので、田舎はスケールが大きくてだいたい大量にくださる。


緯度的にも南国で海も山もあって険しくないし、気候がよくて
食べ物豊富だからか、みんな大らかでやさしくてゆるい。
細かいことがよくわからないわたしにはほんといい。たすかる。
ここにきて、本来人間は性善説でいいんやな、と思った。


飲み水は近所の料亭さんの山のお水を汲ませていただいていて
↑なのにまだ食べにいったことないという
まろやかでおいしいし
街ではあまり売られてない、山ならではのものがいっぱい食べられてしあわせ。





台所の窓から見える緑がきもちいい。







ここれはわたしの部屋の縁側から見える景色。
柿の木と琵琶の木と、枯れた木には舞茸が生えてたから取って天ぷらにして食べた。







玄関には、昼間はねこちゃんがくる。







ねこちゃんたちに毎日挨拶してたら玄関あけてるすきにうちに入ってきた。
うちは借家で飼えへんのですよ、って言って帰ってもらった。
虫さんもいっぱい入ってきてくれるので
だんだん開き直って名前つけて一緒に住んでます。文字通りシェアハウスです。








夜には灯りの下の虫狙いで、ひきがえるのひっちゃんが来るよ。
のろのろしててかわいいけど、10センチくらいの蜘蛛を一口で食べるからすごいよ。
なんでかこの写真だけ縦になってくれへん・・







同居人さんが家の周りを草刈りしてくれたとき、
刈った野草をお昼に米粉で天ぷらにして食べた。
シソ、コアカソ、カラムシ、イラクサ、舞茸・・。
とっても強い雑草として知られるヤブカラシまで天ぷらにしてみたら、意外とおいしかった。






わたし一人ならヘンなもの食べて死んでるかもしれないが、
同居人さんたちが食べられる植物にとても詳しくてたすかる。

露草も食べられると教えてもらったので
おひたしにしようと茹でたら、葉も茎も分厚く歯ごたえありすぎで固かったので
刻んで塩もみして絞って、苦肉の策でチヂミのような卵焼きのような・・を作った。
謎の料理をみんなで恐る恐る食べたらなぜか美味しくて全部なくなってよかった。

どうも今回食べたのは日本の露草でなくて、外国から入ってきた種類だから
いかつめだった模様。





ブルーベリーを売れそうなほどもらったのでみんなでばくばく食べて、
タルト2枚焼いて、





ココナツミルクでアイスかプリンかなんなのかよくわからないのを作って







煮詰めてジャムつくって、かけて食べたよ。



今日は暑いから、また野草の天ぷらと冷そうめんにしよかな。
瓜も漬けたよ。


読んでくれてるおともだち、謎の料理食べにきてねー。
薬草も生えてるからきっとだいじょうぶだよー。