大好きなもふもふのお姫様に毎晩会いに行く。
食べ物をまったく食べてくれなくなってしまったけれど、私の声や匂いなのか閉じていた目を開けて頭を動かしてくれる。
彼女が好きだったアゴの下を撫でると、ほんの少し顔を上げてくれる。
無理やり起こして、与えたミルクをゆっくり舐めてくれる。
私の脚に飛びついては、ストッキングが破れるでしょう!と本気で怒った日々のことを心の中で謝る。
家族バカですが、言葉を理解する、表情豊かな子でした。
今、懸命に開いてくれる目に私は見えているのかな?
見えているはず。
動かない体で転げるようにしてベッドを出てオシッコをしようとする姿に、小さな命の生き様を見る思いです。