お仕事で出た電話の相手が、昔の父の知り合いの方でした。
仕事の案件が一段落したところで「実は」と素性をお伝えすると、とても喜んで頂き、ご高齢ながら声が弾まれるのがわかりました。
最後には、
「そうそう、思い出しましたよ、君が生まれて間もない頃に、お宅へ伺ったことがある。お父様はあなたのことを○○姫、姫と呼んでねえ。」
と名乗らずとも下の名前まで思い出してくださいました。
そう、私、待望の第一子でしたから「姫」と呼ばれていたようです。
両親の友人や、お付き合いのあった方々からそのような話を何度となく聞きました。
顔から火が出るくらい恥ずかしい😅
今や
「姫もだいぶおばさんになりました😁」
とお答えしておほほほほ~、と笑うくらいの図太さですが。
父に姫扱いされた記憶ははまったくないのですが、むしろ下女か下僕か、な扱いしか記憶にないのですが、そうかそんな過去もあったのね、父は幸い存命ですが。
お体を悪くされ表へ出ることは減ったとのこと。
お声だけでもうかがえて嬉しいです、と私もお答えして電話が終わりました。
お元気でいていただきたい。
この仕事を拝命したときは、「なんだか面倒だな」としか思わなかったし、メインの通常業務ではないのになんだこの仕事量は!と怒りさえ覚えましたが、お話するだけで喜んで頂けるとは。
かつ、同時に親孝行もしている気がする。
かつての「姫」は途中でひねくれて、キッチンで皿を何枚も投げては割るほどの反抗期を経ましたし、今だアダルトチルドレンだなと自己分析しますが、ほんの少しだけ親に恩返しができているでしょうか?
そんなことを考えた、今日も忙しい、37.8℃全国一位の午後でした。
やっと見れたカピバラの四つ子。
姫たちかしら?