上海は歓迎する | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。

地下鉄で豫园へ移動。
時間がないので、今回はこの後美しくライトアップされる豫园の夜景はお預けです。


福祐門市場は閉店の時間で、ずかずか入っていって軽く買い物。
ゆっくり見たかった。

再び地下鉄で新天地へ。
新天地そのものには寄らず、しばらく歩いて汗だくになりながらこちらへ。




思南公館へ。
夕闇が迫り、灯りが点り始めて美しい。




ここ、好きなんです。
樹木が多く静かです。
ここのスタバは上海一だと思う。
石庫門建築を利用していて、2階には気持ちのよいテラスもあります。


少し休憩。
汗が少し乾く夕風。

ここまでくると、もう馴染みの景色。
瑞金二路に突き当たり、小さな路面店をひやかします。
ふらりと立ち寄ったお店で、気に入ったブラウスがありました。
2色で迷う。
女主人は試着していいと言いますが、汗だくなので申し訳ないから、と話していると、そこへ入ってきたおばさんが会話に乱入。

絶対試着するべし。
あなたには、このデザインも似合うからこれも、と別の服も押し付けてくる。
結局、試着した私をおばさんと女主人が揃って、絶対これが似合う!と太鼓判を押したものを購入。



これ。
タグはサマンサモスモスのニヤリ
中国で作っているんだね。
チャイナボタンが可愛い。
2割引きセールでしたので、¥3500程でした。
まあ、高いけど。


乱入してきたおばさんは中国国内、ヨーロッパにも支社がある日本資本の会社に勤めていて、職場に日本人が多いとか。
「日本人女子は皆優秀だし、礼儀正しい。本当に感心する。」
と、一生懸命聞き取りにくい普通話で話してくれました。
女主人とは上海語で話していたから、生粋の上海人なんだろうな。

会計してお店を出る私と肩を並べ何も買わずに外へ出るおばさん。
そのまま二人で話しながら瑞金二路を北上し、淮海路とぶつかる交差点で別れました。

信号が変わって先に歩き出す私の背中に、別方向へ向かうおばさんが、
「上海はあなたを歓迎するわよー!」
と大きな声を送ってくれました。
ちょっと照れくさくなったけど、めちゃめちゃ嬉しくて、
「ありがとう~!」と雑踏にもまれながら振り向いておばさんに手を振りました。
日本でいう新宿の大きな交差点と思って頂いたら良いかと。


よく考えると、粋なセリフだな。
「上海はあなたを歓迎する」
何度となく訪れている上海ですが、初めて言われました。

このブラウス、忘れられない一着になりそうです。
二度と会えないだろうけど、おばさん、ありがとう。
さようなら、また来ます。