上海を離れる日、ランチの後、英俪と別れて向かったのは、ここ。
辺りは低層住宅と高層マンションが混在する、極めて庶民的生活エリア。
・・・ここ?
タクシーの運転手さんも、「ここ?」と。
英俪が、腰痛に悩む私に超絶お勧めのマッサージ、と予約してくれて住所をくれたのですが。
ええ、住所は合ってます。
中国は番地までしっかり戸外の看板に明記されているから分かりやすいのですが。
何度もいったりきたり。
でもここだよな。
「設計事務所」って書いてあるけど。
なるほど一階は設計事務所。
皆さん働いていました。
2階は、製菓スクール。
学生さんたちがケーキを作ってる。
住所のとおりの3階は。
こんにちはー、楊小姐の友人ですけどー。
「ああ、お待ちしてましたよ。」
マッサージ店ではなかった。
盲人按摩師さんでした。
(中国式の呼び方で失礼します)
お一人でやっているため紹介による予約のみだそう。
看板もありません。
これが、確かに超絶素晴らしい!
「痛いですか?」
痛い!
の繰り返しなのですが、的確なツボなのです。
中医推拿をしっかり修得していて、経路(リンパ)のこともお話してくれるのですが、返事もようやくな痛気持ち良さ。
クーラーの効いた施術室ですが、汗が吹き出してきます。
マッサージ好きな私ですが、推されたことのないツボまでしっかり推されて、ぐったり、そしてすっきりでした。
常に重だるい腰が軽くなりました。
水分の取り方や、リンパを流す生活習慣まで教えてもらい、たっぷり2時間弱。
お会計は300元でした。
近くに住んでたら通えるのになぁ。
外へ出るともう5時。
残り時間のカウントダウンが始まりました。