再びバスに乗り、今度は田子坊へ。
友人が営む田子坊の中のお店で待ち合わせをしていました。
35℃の暑い街も、上海は至るところ街路樹が枝を伸ばしていて、日差しを遮ってくれます。
約束の時間まで、田子坊を散策しました。
何度も訪れていますが、来るたびに店舗の入れ替わりが激しい。
最初は多かった民族衣装のお店は少なくなりました。
今回はお目当てだったのに。
小さなセレクトショップの片隅で、おばあちゃんが手刺繍を!
思わず声をあげて見入っていると、話しかけられました。
おばあちゃん、訛りが強くてわかりにくかったけど、中国刺繍に興味があること、初めて刺繍をしているところを見たこと、素晴らしくて感動したことを告げると、すごく喜んでくれました。
やはり勉強したい。
時間になり友人英俪のお店へ。
ちょうど訪れていた彼女の友人たちやお客さんたちとお茶の時間だったようで、皆に大歓声で迎えられました。
去年とは違って、彼女の店はちょっとしたコミュニティのようになっており、友人たちが無償で店を手伝ったり、情報交換の場になっているようです。
暑いから、どこにも行かずにお茶しよう、ということになり、私のリクエストの庭がある洋館カフェを仲間の一人がすぐ教えてくれました。
美味しいケーキもね!と英俪。
大众のページをすぐ転送してくれ、
「ここのケーキ、めっちゃ美味しいわよ!」
と太鼓判を押しました。
後で聞くと無職なのにあちこち遊んでいて、流行りのお店はなんでも知っている、とか。
英俪も、きっとお父さんがお金持ちなのよ、しかもかなりのね!と不思議がっていました。
お店の名は「bobolee」。
洋館ではないものの、小区になっていて気持ちのよい空間。
行列店のようですが、運よく座れました。
おしゃれな上海っ子たちがお茶を楽しんでいます。
英俪がオーダーしてくれたケーキの1つ。
ローズマリーのヨーグルトケーキ。
何なの、これ!な美味しさ。
ローズマリーが混ぜ込まれたスポンジに、ヨーグルトのムースが乗っていて柑橘の爽やかな香り。
これ食べるためにまた上海に来たいくらい。
後で調べたら、上海駐在奥様方にも人気のお店でした。
人気パティシエの作る金城武主演の映画にも登場したというケーキは、上海で近頃大人気だそう。
いや、1つ1000円くらいですよ!
値段にもびっくり。
大众の評価コメントで、「拔草的一店」とあり、皆が皆「拔草」「拔草」と書いているので調べたら、流行の表現らしく「なんとしても求めるべき」的な意味合いのようです。
おかげで覚えました、拔草。
だいーぶゆっくりおしゃべりして、最近のそれぞれのことを語り合い、空白の時間を埋めました。
ようやく重い腰をあげて、夕風がふいてきたので近くを軽く散歩することに。