上海1日目の夜 | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。

上海に無事到着~♪
ハルビンを出発する時は長袖でも肌寒い気温でしたが、空港を出るなり暑い!

勝手知ったる浦東空港、タクシー乗り場へ移動します。
タクシー待ちの客を捌くおばさんの指示は、まさかのえんじ色のタクシー。
しかも、おんぼろ。
聞こえないふりをして、次に待機している紺色のタクシーに乗ろうとしたら、めっちゃ叫びながら怒られまして、仕方なくおんぼろに。

最近見たことないくらいのボロい車体。
運転手さんもかなりのおじいさん。


錦江飯店、と告げるとどこの?と聞かれ、
「老錦江!」
と答えます。
おじいさん、日本人か、仕事か、少し日本語が話せるんだよ、とか歯の抜けたようなのんびり感で話しかけてきます。

挙げ句の果てに、
「ガソリン入れていいか?百元だけだから。」とメーターを止めずにガソリンスタンドに寄りやがる。
おいおい。
まあ、いいか、おじいさんだからな。

その後も上手いんだかちょっとヤバいんだかわからないようなドライビングテクニックで、ホテルへ到着。
遠回りすることもなく、198元でした。
釣りはいらない、と200元出し降りようとすると、
「これは古い札だから、嫌だ。別のをくれ。」
と1枚返してくる。
そうなの?
と思い、別のを渡す。
が、あっ!
じいさんがよこした札はヨレヨレで、こんなの私の財布に入っていたっけ、なヤツ。
「これ、今私が渡したのと違うじゃん!返してよ!」
とじいさんの手から元の札を奪い取り、ヨレヨレを握らせて車から降りる。
危ない、危ない。
もしかして偽札と交換されるところだったかも。
じいさん、ニヤニヤ笑いで去っていったしな。

ホテルはいつもの錦江飯店。

ところがフロントで、
「もちろん予約されていますが、本日は満室で、よろしければあちらの北楼にアップグレードでお部屋を用意できますが。」
とにこやかに言われる。
予約されていますが、満室で、アップグレード???

北楼は予約した南楼よりも高額で、格式も高い。
しかし。
「嬉しいけど、私はこっちが好きなの。静かだし、前も泊まって気に入ってるの。予約してあるんだから、こっちにして。」
と答える。
後から在上海のマレーシア人の友人に、
「バカじゃない?私ならアップグレード?ありがとー!ってなるわ。」
と言われたけどね。

ホテル好きとしては、北楼の部屋がどんなか気になったけど、本当に南楼の雰囲気が好きなのだもの。
そして中国ではなるべく高層階に泊まりたくない。
北楼は10数階建て。
こちらは6階建て。

フロントの小姐は、予想外の答えだったらしく慌ててパソコンを叩いて何度か電話をかけながらようやくルームキーをくれました。



前回と同じ部屋の造り。
いい感じ。
ところが、カーテンを開けると、


ありゃ?
ちなみに前回は、


このホテルの前庭が見下ろせたのに。

再びフロントに行き、景観が悪いから部屋を換えてほしい旨を伝える。
先程アップグレードを申し出た小姐が、困った様子でチーフらしき人に引き継ぐ。
彼いわく、
「お客様の予約したグレードはガーデンビューではありません。また本日は満室でして部屋も交換できかねます。」
とのことらしい。
前回と同じグレードでagodaで予約したのですが、どうやら前回がガーデンビューにしてくれていたようでした。
ちぇっ!

この時点で8時近かったので、歩いて15分ほどの蘇州湯包のお店へ夕食に出掛けました。

昼時は行列のこのお店も、ガラガラ。
麺も定食もなんでもあるけど、迷った末にやはりこれ。


生姜もついてこないけど、本当に美味しい。
食事中の老夫婦とちょっと会話をしたりしながら、今回は汁をこぼさず完食しました。
朝食を軽くとったきり、何も食べてなかったからね。


とにかく暑い上海。
夜遅くになっても人が波のように行き交う陝西南路駅付近を軽く散歩して、ホテルへ戻りました。