おばあちゃんの三回忌でした。
35℃の、暑い暑い日。
早起きして三時間の道のりを、パパとママと一緒に。
丸1年もこの道を通らなかったんだ、としみじみしました。
おじいちゃんもおばあちゃんもいなくなった家は、まったくよその家な感じがしました。
小さい頃遊んだ庭もまったく様子が違うし、
おじいちゃんがトマトや胡瓜を作っていた畑には家やアパートが建って、もちろんこの家自体も建て替えたから、もう幼い頃の思い出の匂いがするものは、何一つない。
お墓参りの小路を行く姪っ子ちゃんは、あの頃の私の年齢をぐんぐん育っていく。
おばあちゃん、見える?
2年前のように蜻蛉になって来てくれないかな、と待っていたんだよ?