不妊治療を巡る悲しみ | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。

不妊治療中に夫婦が揉めるのはよく聞くこと。
ここまで小さないさかいや、
苛立ちはありましたがなんとか切り抜けてきたのですが。


突然、「治療もういいよ。」と殿が言い出しました。
しかも運転中に。
いやいや、採卵したばかりであと半月で移植だし、まだ卵3個あるし。

「もういいよ、大変だし。また入院なんてこともあり得るんだし。」

体が心配だ、ということらしい。


心配してくれるのはわかるけど、
「いいよ」ってなに?

採卵も移植も同行したことはない。
通院の様子も、採卵の結果ですらどうだったと聞かれたこともない。
話しても気のない相槌。

俺はいいって言ってるじゃん、的な態度を見るのが嫌で、私から治療について話すこともなくなった。

「金銭的なこともあるし。」
私のお金でやってる。
結婚前の貯金の中で支払いをしてる。


仮に妊娠できたとしても出生前診断をすべきかとか、健康な子どもが産まれるのかとか、いやそもそも妊娠できないかもだし、
本当に私は子どもが欲しいのかとか、
そんなこと毎日のように考えている。
もうすべてやめたい、と何度も思ったことがある。

なぜこの歳になるまで子どもを作ることに挑戦できなかったのか、とかそれはあなたのせいだとか、どうして私ばかりこんな思いをするのかとか、言わないこともたくさんある。

つらくても痛くても、だからよせって言ってるじゃん、と言われたくなくて口にしない。


なのに。

いいよ、って?
許可されるべきことなの?
なぜ他の言い方ができないの?



を言うこともできず、ただ泣きました。
誰にも言えない。
母親には絶対言えない。


不妊治療を経て離婚に至った知人がいます。こういうことなのか。
なんのためにしている治療なのか、わからなくなってきた。