修理と整理のお手伝いに汗を流した午後、
ふと思い立って帰路と反対方向に向かいました。

灯籠が誘う参道は、
修行道場の昔を思わせる急坂が続きます。
殿はランニングがてら。
私はよたよた追いながら。
約一キロの道のりを息を切らせて登ると、
天狗像を添えた趣ある山門に至りました。

ここは大嶽山那賀都神社です。
ごく最近知ったのですが、
子宝神社として全国に知られているとか。
駐車場には、東京や長野ナンバーの車が停まっていました。
私の実家から車で15分。
寂しい集落の奥の奥に、神々しい神社があったとは。
空海も最澄も訪れたという由緒が記されていました。

静かです。
しかし拝殿では二組のご夫婦が、
おそらく子宝祈願のご祈祷を受けていました。
杉林に時折太鼓の音が響きます。
私たちはお参りをして、
お守りを頂きました。
この場にいるだけで、自然のパワーを感じ体と心がすっきりしました。
お参りのご利益を願いつつ、
神社を抱く山を後にしました。
よし、また明日からを大切に頑張ろう!