眠れない夜 | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。

夜中にぱっちり目が覚めて、
どうにも眠れない夜が稀にある。
きっと誰にでも。

そういうときはあまり抵抗せずに、起きることにしている。
夏でも温かい飲み物を淹れて、
ぼんやりしたり、
一人の夜なら、なにか台所仕事をしたりする。

夜明け頃に眠気がやっと訪れることもあるし、
訪れないこともある。


このところ、服用中の低容量ピルの副作用で、
体の調子がすぐれない。
下腹部の痛みや頻尿、頭痛、吐き気。
ひとつひとつはたいしたことはないのだけど、
重複したり、ずうっとだったりすると、
ままならないなぁと気が重くなる。




治療のためデカフェ生活をしているのに、
思いきってコーヒーを淹れた。
買ったばかりのフレンチマンダリンは、
けっこういい豆なので、
密封容器の中で香りを失っていくのは勿体なく
思っていたから。

伊集院静という作家は、
その人となりに共感するところはないのだけど、
文章は悪くない、などと偉そうに思う。

ホテルを描いた随筆は、
稲葉なおと氏のものが気に入っている。
ホテル、という場所に子供の頃から執着心がある私は、
それを描いたものならつい手にとってしまう。

午前3時、
コーヒーと、『作家の愛したホテル』と、
仕込み中のバゲット生地。