『ジョッキー』松樹剛史 | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。




実に楽しく読みました。
競馬を題材にしながらレースを描写したものは多くないと思います。
あのレースの熱狂をどう描くか、
難しいのだと思います。


フリーの騎手の、
いわば日の当たらない敗者の視点から、
競馬界の裏やレースを支える日々の日常が描かれています。
物語のクライマックスのG1レースの場面は、
圧巻の臨場感でした。
個性豊かなジョッキーたちと、
同じく個性的なサラブレッドたちが展開するドラマに、
現実さながら、手に汗を握りました。


お一人様でなくなることになった私は、
春から馬券を買っていません。
馬券場に足を運ぶ姿を、
人目にさらさぬため。
しかし日曜日は「みんなのKEIBA」を必ず観るのだ。